レッドブル・ホンダF1のセルジオ・ペレスが、2021年のF1世界選手権 第3戦 F1ポルトガルGPへの意気込みを語った。今年チームに加入したセルジオ・ペレスは、まだ異なるマシンとドライビングスタイルに適応する必要があることを隠していない。それでも、開幕戦では5位入賞、第2戦ではチームメイトのマックス・フェルスタッペンを上回る2番グリッドを獲得している。
「先日のイモラでのフロントロー獲得は、僕自身の前進を感じられたという意味でとてもうれしいものだった」とセルジオ・ペレスは振り返る。「レッドブルとの2戦目という短期間で、マシンのポテンシャルを最大限に引き出し、あそこまでの速さを見せられたことに自分でも驚いている。また、自身のドライビングスタイルを変え、これまでとは大きく特徴が異なるマシンを乗りこなせていることは、僕にとって大きな自信になっている。マシンの理解を深めてこられていることを、とてもポジティブに感じている」レッドブル・ホンダ RB16Bは、王者メルセデスと互角に戦って勝利を狙えるマシンであることが判明した。チーム全体の雰囲気について「チームの全員のモチベーションを天まで届くくらい高いものにしてくれている(笑)」とセルジオ・ペレスは語る。「みんな、自分の仕事をきちんとやり遂げて、マシンの最大限のパフォーマンスを引き出すことができれば、レースに勝てる可能性が高いことが分かっているし、ここからさらなる前進を遂げるために、2台のマシンのクルーともに毎戦毎戦本当にハードにプッシュしている。イモラでは1-2フィニッシュを獲得できただけに、もったいないレースウイークになったけど、それは今回のポルトガルGPで達成できると思っている」F1ポルトガルGPが開催されるアルファルベ・サーキットはまだ2回目とトラックだ。「特に最近チームを移籍したドライバーにとって、イモラは結果を出しにくいサーキットだったけど、ポルトガルではトップ集団の中でいい戦いをしたい」とセルジオ・ペレスは語る。「マシンには速さがあるので、そのポテンシャルを引き出すのが僕たちの仕事だし、次のレベルに行くためにさらにいい形にしていかなくてはならない」今年はチームを移籍したドライバーは新しい環境に慣れることに苦労している。新車に慣れるにはどのようなプロセスが必要なのだろうか。「新しいマシンに適応するには、できるだけそのマシンを長くドライブする必要がある。乗れば乗るだけ新しい発見があるので、それを自分なりに解釈してエンジニアたちと話をしたり、再度映像を確認したりするけど、そういったことすべてが改善につながっていく」とセルジオ・ペレスは語る。「今年チームを変えたドライバーを見てみると分かる通り、マシンを自分のものにするには本当に時間がかかる。みんないいドライバーだし、ものすごい速さを持っているけど、それでもマシンのすべてを自然に感じられるようになるまでには、こういったプロセスを経ていかなくてはならない」「昨年が初開催となったポルティマオでのレースだけど、ポルトガルはレースをするには素晴らしい場所だと思う。前回は新たに舗装した路面が滑りやすく、難しいレースになったけど、今年はそれがどうなるのか興味深いし、間違いなくいいサーキットだと思っている。今回が今シーズン最初の2週連続の開催になり、その後もレースが続いていくので、ここからいい流れに乗っていくことが重要だと思っている 」
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