ドゥカティは、2019年型のMotoGP プロトタイプマシン『デスモセディチGP19』を初披露した。ドゥカティのファクトリーチーム、ドゥカティ・チームは1月18日(金)、スイス・ヌーシャテルに位置するフィリップ・モリス・インターナショナル社の研究開発施設キューブで2019年シーズンのチーム発表会を実施。所属7年目を迎える18年総合2位のアンドレア・ドヴィツィオーゾとサテライトチームから昇格した総合8位のダニロ・ペトルッチが2019年型のプロトタイプマシン『デスモセディチGP19』をお披露目した。
ドゥカティは、フェラーリF1チームと同じくプライマリースポンサーであるフィリップ モリス インターナショナルのイニシアティブ“Mission Winnow”のブランディングを実施。チームの正式名称も『Mission Winnow Ducati Team』に変更された。ドゥカティは、2009年のカタールGP以来、タバコブランドを明示していないが、マールボロの伝統的な赤と白の配色を維持している。また、今回初めてドゥカティの親会社であるアウディのブランディングがデスモセディチに加えられた。最高峰クラス12年目を迎える32歳のイタリア人ライダー、アンドレア・ドビツィオーゾは「2年連続して総合2位で。何が悪かったのか分かっている。悪かったことを良くするために働いた。勝つために闘えると思う。これからのテストで試すことが沢山あるだろう。大きな自信がある」と、タイトル争いに再挑戦することを宣言。最高峰クラス8年目を初めてのファクトリーチームから参戦する28歳のイタリア人ライダー、ダニロ・ペトルッチは「とても美しい。真っ赤だ。高速であることは確かだ!とてもエキサイティング。僕自身の体調は良い。セパンの初テストがとても楽しみ。アンドレアと僕はグレートな仕事ができるはず。彼は僕がドゥカティを走り始めたときから参考となるライダーだった。彼から沢山のことを学ぼう。インテリジェントなグレートなライダーである彼と一緒に仕事ができることが嬉しい。僕たちは目標を達成できるだろう。さらに成長するたえに、お互いにモチベーションを高めたい」と抱負を語った。発表会には、ドゥカティ・モーター・ホールディングの最高経営責任者クラウディオ・ドメニカリをはじめ、レース部門のドゥカティ・コルセからジェネラルマネージャーのルイジ・ダリーニャ、スポーティングディレクターのパオロ・チャバッティ、チームマネージャーのダビデ・タルドゥツィ、テストライダーとして7年目を迎えるミケーレ・ピロ、参戦を開始した03年からレース活動を支援するフィリップ・モリス・インターナショナルの研究開発代表ミロスワフ・ジエリンスキらが出席。ドゥカティ・チームは、2月6日から第18戦マレーシアGPの開催地、セパン・インターナショナル・サーキットで実施されるオフィシャルテストに参加。ピロは2月1日からのシェイクダウンテストに参加する。
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