2017 MotoGP第17戦マレーシアGPが、セパン・インターナショナル・サーキットで開催された。ドゥカティ・チームのアンドレア・ドヴィツィオーゾとホルヘ・ロレンソは、ウェット・コンディションをものともせず、1-2体勢でチェッカーを受け、ふたり揃って表彰台に登壇した。この勝利は、ドヴィツィオーゾにとって今季6勝目。マルク・マルケス(ホンダ)とのチャンピオンシップ争いを11月10日~12日に行われる最終戦のバレンシアまで持ち越すことに成功した。
ドヴィツィオーゾは予選3番手。スタートは完璧とは言えず、オープニングラップはダニ・ペドロサ(ホンダ)とバトルを展開。ペドロサを攻略したドヴィツィオーゾは、最大のライバル、マルケスを5周目にオーバーテイク。首位を行くヨハン・ザルコ(ヤマハ)とロレンソの追撃にかかった。ドゥカティ・チームのふたりは、9周目に揃ってザルコをパス。さらにドヴィツィオーゾは、残り5周時点でチームメイトを抜き去り、そのままチェッカーを受けた。ロレンソのレースも素晴らしかった。2列目からスタート良く飛び出し、すぐにラップリーダーのザルコをピタリとマークした。9周目にはドヴィツィオーゾを従えてヤマハライダーをオーバーテイク。終盤にドヴィツィオーゾに抜かれると、チームメイトの後について2位でフィニッシュラインを通過した。このリザルトにより、ドゥカティは合計303ポイントを獲得し、ヤマハに2ポイント差をつけて、コンストラクターズ部門で2位に浮上した。2017年シーズンのフィナーレとなる第18戦バレンシアGPは、11月10日〜12日、バレンシア(スペイン)のリカルド・トルノ・サーキットで開催される。アンドレア・ドヴィツィオーゾ(Ducati MotoGPチーム #04) 1位「完璧な週末とは、まさに今週のことだ。ドライでもウェットでも、すべてのセッションで速かった。今日のレイン・コンディションでは、完全に他を圧倒した。セパンでは、ホルヘ(ロレンソ)も僕もマシン・アドバンテージを持っていた。デスモセディッチは本当に速く、トラック・コンディションが非常に難しく、あまりグリップが得られない状態だったが、最良の方法でギャップをコントロールすることができた。今日の勝利でタイトル争いを最終戦まで持ち越すことに成功した。バレンシアはマルケス得意のコースなのでかなり厳しいとは思うが、自信を持ってスペイン入りして、是非ともイタリアに勝利を持ち帰りたい」ホルヘ・ロレンソ(Ducati MotoGPチーム #99) 2位「今週末は、今シーズンの集大成のような素晴らしいレースだった。マシンフィールはすこぶる良かった。個人的にはドライが良かったが、雨だとわかった時に気持ちを切り替えて、集中力を切らさないことを心がけた。ミザノのようなミスはしたくなかったからね。ハードにプッシュしたが、終盤は完全にタイヤが終わってしまってちょっとした危機的状況だった。特にフロントの状態が良くなくて、一部のコーナーで何度か怖い思いをした。無茶なことをするタイミングではなかったが、ターン15でクラッシュしそうになった。そのうえアンドレア(ドヴィツィオーゾ)に先行されたので、自分にはやり返す力はないと悟った。ドゥカティにとってタイトルがどれほど重要かよくわかっている。ドヴィツィオーゾは素晴らしいシーズンを送ってきた。最終戦までチャンピオンシップ争いをするにふさわしい戦いをしてきた。今週末のアンドレアはとにかく速かった。その彼とふたりで今季初の1-2フィニッシュを達成したことが嬉しい。チーム一丸となった仕事の正しさが証明された」ルイジ・ダッリーニャ(ドゥカティ・コルセ・ゼネラルマネージャー)「今日の素晴らしいリザルトは、本当に嬉しい。タイトル争いを最終戦まで持ち越すことができた。アンドレアとホルヘは、ふたりとも完璧なレースを見せてくれた。難しいコンディションにも関わらず、ひとつのミスもなかった。セパンでは、ドゥカティは追う者ではなく、追われる立場だった。チームにとって記憶にとどめるべきリザルトだ。バレンシアは厳しいレースになることはわかっているが、最後の最後までドゥカティらしい戦いを続けたい」
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