メルセデスF1の最高技術責任者を務めるジェイムズ・アリソンは、今週末のF1イギリスグランプリでチームが優勝したら「絶対に泣くだろう」と語りつつも、期待できる最高の結果は「快方に向かっている車での成功する見込みを示すこと」だと認める。W13がグラウンドエフェクト効果の副産物であるバウンシングに悩まされているメルセデスF1は、今シーズンまで1勝も挙げることができていない。これまでの最高の結果は3位表彰台となっている。
前戦F1カナダGPでは、シーズン5回目の3位表彰台を獲得。間違いなく、メルセデスF1にとってシーズンでベストなレース週末となった。だが、そのパフォーマンスを繰り返すことは保証されていない。コンストラクターズ選手権で3位につけているメルセデスF1だが、ジョージ・ラッセルが「問題を解決するたびに別の問題が発生する」と語るように、勢いを維持するのに苦労してきた。それでも、メルセデスF1は、高速サーキットのシリバーストンに楽観的な雰囲気で帰る。メルセデスの最高技術責任者であるジェームズ・アリソンは「我々のファクトリーの誰もがそれをあえて口に出しているわけではありませんが、最近の週末よりも競争の激しい週末を過ごすことを用心深く楽観視している」とSky F1に語った。「このサーキットのいくつかの特徴はこの車に合うと思うが、我々はまだ正面から勝つことができる車を持っていない」「しかし、マゴッツ、ベケット、そして、よりコーナーで車を飼いならすことができれば、今週末に競争力のあるショーができる可能性は十分にあると思う」「レッドブルがつまずくかもしれない。どうなるかは誰にも分からない。私は希望を持っており、より良い週末を望んでいる」メルセデスF1は、車を「前進」させることを期待して、ホームレースでW13にアップグレードを投入する。今シーズンのメルセデスF1は、ルイス・ハミルトンが自身最長に並ぶ10レースで未勝利を続けており、シルバーストンで勝利しなければ、ハミルトンにとって新記録となる。ジェームズ・アリソンは、ルイス・ハミミルトンかジョージ・ラッセルのどちらかが日曜日にトップでチェッカーフラッグを受ければ、非常に感情的になるだろうと認める。「絶対に泣くだろうね。そうなれば素晴らしいだろう」とジェームズ・アリソンは語った。「我々は、快方に向かっている車での成功する見込みを示すこと祈っている」
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