メルセデスのF1チーム代表を務めるトト・ヴォルフは、2019年のF1マシンのなかでフェラーリがその他を0.5秒リードしてるとの見方を認めている。「フランツ(トスト/トロロッソ代表)に同意する。現実的にフェラーリは0.5秒前にいると思う」とトト・ヴォルフはコメント。
パドックでは、フェラーリだけでなく、レッドブル・ホンダもメルセデスより前にいると認識されている。「今のところ優勝候補ではないようだね。だが、我々はまだ自分たちにできるすべてを示しているわけではない」しかし、トト・ヴォルフは、フェラーリもまだ2019年F1マシンの最大限を示していないと認める。フェラーリはリードしている理由は、2019年のF1レギュレーションに対応したフロントウイングのデザインだと考えている人もいる。「もちろん、前年から今年にかけて大きなルール変更はなかったが、現時点では2つの異なる空力コンセプトを見ることができる」とトト・ヴォルフは語る。「現時点でフェラーリはそのスウィートスポットを見つけたように見える。クルマは一発だけでなく、ロングランでも速い」「今はそれぞれのコンセプトのどこが長所でどこが短所かを分析することが重要だ。だが、たった3日間だが、彼らはとても速い。我々よりもね。今後、対応していかなければならない」「我々は彼らのクルマのコンセプトを高く評価しているが、我々の選択肢はシーズンを通して有効だと確信している」「そうでなければ、我々はアプローチを変えなければならなくなるだろう。だが、それには数周間を要する」現役ワールドチャンピオンのルイス・ハミルトンも2019年最初のF1テストでのフェラーリは“非常に強そうだ”と認めている。初日を終えたセバスチャン・ベッテルは“ほぼ完璧に近い”スタートが切れたと自信を見せている。フェラーリのF1チーム代表を務めるマッティア・ビノットでさえ、現時点でメルセデスは遅れをとっていると考えている。「メルセデスは問題解決にたけている。彼らが遅れをとっていても、すぐに追いついてくるだろう」ルノーF1チームのアドバイザーを務めるアラン・プロストは「フェラーリはオンザレールにいるようだ。メルセデスの方がナーバスなように見える」と語った。
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