メルセデスのモータースポーツ責任者を務めるトト・ヴォルフは、マクラーレンとホンダの関係に干渉するつもりはないと強調した。マクラーレンは、ホンダがF1に復帰した2015年からホンダからF1パワーユニットの供給を受けているが、信頼性とパフォーマンス不足によってワークスパートナーシップは成功を収めていない。
2015年はコンストラクターズ選手権9位で終え、2016年は6位まで上昇したものの、今シーズンはポイントを獲得することさえできずに最下位10位に沈んでいる。マクラーレンのエグゼクティブディレクターを務めるザク・ブラウンは、ホンダの能力に“深刻な懸念”を抱いていると述べ、2018年にむけて“プランBやプランC”があると語るなど、ホンダへのプレッシャーを強めている。マクラーレンは、ホンダにエンジンを変更するまで20年近くパートナーを組んでいたメルセデスにエンジンを戻すと盛んに報じられている。メルセデスは、2018年にマクラーレンに供給することにオープンかと質問されたトト・ヴォルフは「現在、それは我々のプライリティではない」とコメント。「第一に、我々はホンダとマクラーレンが彼らの関係を解決するのを見たいと思っている」「新しい花嫁と見なされているならば、ベットに飛び込む前に、まずはカップルに別れてほしいと思うものだ」トト・ヴォルフは、F1のためにもホンダがしっかりとしたパフォーマンスを発揮することが重要だと語る。「現在のマーケットにはかなりの勢いがある。我々は距離を置いてみている。それが我々のポジションだ」「最も重要なのは、ホンダがパフォーマンスを発揮し、F1にとどまり、カスタマーチームやワークスチームと良い契約を結ぶことだ」「我々はその段階では干渉したくはない。それが我々のプライオリティだ」「ホンダにとって主なプライオリティは、スポーツにとどまり、彼らのカスタマーと機能的な関係を築き上げることだ。現時点で我々がこの話題に飛び込みたくないのはそれが理由だ」
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