メルセデスは、カスタマーに供給するエンジンの仕様が違うという見方を否定した。 F1オーストラリアGP予選では、メルセデスのカスタマーチームであるウィリアムズのフェリペ・マッサがワークス勢に最も近い3番手につけたが、ルイス・ハミルトンのポールタイムとの差は1.4秒もあった。予選後、フェリペ・マッサは「僕たちのエンジンが同じであるなら、違いはマシンのはずだ。僕たちが同じエンジンを持っていることを願うよ。同じエンジンだと信じているから、マシンの違いだろう」とコメント。
レース後にもフェリペ・マッサは、メルセデスとウィリアムズのエンジンが“100%同じとは言えない”と述べている。しかし、メルセデスのエンジニアであるアンディ・カウエルは、ワークスとカスタマーのエンジンはまったく同じだとそれを否定した。「彼らは全員、同じエンジンを有している」とアンディ・カウエルは Speed Week にコメントしている。 「第一に、エンジニアたちが最も多く学ぶことのできる方法だ。また、我々はサービスをカスタマーに提供しなければならない」 「第三に、エンジン仕様をわけるのはパーツの観点からコストがかかり過ぎる」