メルセデスのルイス・ハミルトンとニコ・ロズベルグは、F1ドイツGPでブレンボ製のブレーキマテリアルを走らせていたと AUTOSPORT が報じている。F1ドイツGPの予選では、ルイス・ハミルトンが使用していたブレンボ製の右フロント・ブレーキディスクが破損。メルセデスは、レースで問題を繰り返すリスクを避けるためにマテリアルの変更を希望した。
ルイス・ハミルトンは、予選にむけてフロントのディスクをブレンボ製に変更したが、週末の序盤にカーボン・インダストリー製のディクスを評価しており、メルセデスはそのディスクに戻すことが最も安全なソリューションだと感じた。そして、日曜日の朝にFIAと議論が行われ、ブレーキディスクの重量、慣性、機能が同じである場合に限って、ペナルティなくブレーキディスクのサプライヤーを交換することに同意した。FIAスチュワードは、ルイス・ハミルトンがフロントとリアのブレーキディクスマテリアルを変更し、ニコ・ロズベルグがリアのマテリアルを変更したことを正式に発表している。当初は、ルイス・ハミルトンが、フロントとリアをカーボン・インタストリー製に交換し、ニコ・ロズベルグもリアをブレンボ製からカーボン・インダストリー製に変更したと考えられていたが、実際にはそうではなかった。状況について十分な知識のある情報源によると、メルセデスの両ドライバーはリアにブレンボ製ブレーキディスクを使用したという。両ドライバーは、ドイツGPの週末を通して、カーボン・インダストリー製のフロントディスクに問題を経験しなかったのでレースで使用したが、土曜日の故障に関わらずメルセデスがブレンボ製のリアを継続したという事実は、メルセデスがブレンボのブレーキに対してそれほど安全的な懸念がないことを示している。ブレンボは、ルイス・ハミルトンのディスクが3つに割れた原因を詳細に調査することを約束しており、全てのテレメトリーデータが集まれた回答を出せると主張している。ブレンボの広報担当は「それは1つのエピソードであり、問題を決定付けた原因を発見できると思っているので、我々は落ち着いている」と述べた。
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