インディカーに参戦するコルトン・ハータは、7月12日(月)にポルトガルのポルティマオ・サーキットでマクラーレンとの2日間のF1テストを開始した。F1でレースをする次のアメリカ人ドライバーだと称賛されているコルトン・ハータは、まだ決定していないマクラーレンF1チームとの今後のグランプリでの金曜日の公式プラクティスセッションへの出走に備えて、マクラーレンの2021年F1マシンであるMCL35Mでの走行をスタートさせた。
アンドレッティ・オートスポーツからインディカーに参戦中で、これまで7勝を挙げているコルトン・ハータは、過去にヨーロッパのモータースポーツで数年間を過ごしており、F1でレースをすることの野心を隠していない。「それは深刻な野心だ」とコルトン・ハータは最近語っている。「レースを終えたとき、自分がやったと言えるようにしたいことがたくさんある。そF1はそれらの1つのリストのかなり上位にある」マクラーレンのF1チーム代表を務めるアンドレアス・ザイドルは、コルトン・ハータのF1テストについて「我々は彼にF1カーを走らせ、このような車で彼が実際に何ができるかを示しす機会を与えたかった」と語った。「彼がそこでどのようにやっているかを確認することがテストの目的だ。ご存知のように、今年はヤングライバーとのフリープラクティスセッションを2回行う必要がある。TPC(Testing of Previous Cars)車でチャンスを与えたと思っているすべての候補者をテストしたら、誰が実際にそれらのプラクティスセッションで走るかを決心する」「3日間のテストがある。それで、おそらく、1~2名のシミュレータードライバーもトラック上で車を走らせているという新鮮な印象を得られるように走ることになるだろう」コルトン・ハータは、新しいF1チームとして参戦を目指すマイケル・アンドレッティのアンドレッティ・グローバルと密接に関連しているが、その探求は、新しいエントリーに発言権を持つライバルチームによって一貫して遅れている。22歳のコルトン・ハータは、まだ何度かマクラーレンF1チームでテストするための契約を結んでいるが、アンドレッティ・オートスポーツとインディカーに参戦している間、F1オプションをオープンなままにしている。コルトン・ハータのライバルの1人であるパトリシオ・オワードも、昨シーズンのアブダビでの最終戦後にポストシーズンテストでマクラーレンのF1マシンをテストする機会を得ており、その経験を彼のキャリアの中で「最高のものの1つ」と表現している。パトリシオ・オワードも過去数年間F1シートにリンクされており、現在マクラーレン・レーシングが過半数を所有し運営しているアロー・マクラーレンSPでドライブしているというアドバンテージがある。F1で最後にグリッドに並んだアメリカ人ドライバーは、インディカーのアンドレッティ・オートスポーツでコルトン・ハータのチームメイトであるアレクサンダー・ロッシとなっている。
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