マクラーレンは、困難なプレシーズンテストに耐えることになったが、レーシングディレクターを務めるエリック・ブーリエは、2018年に上位争いに返り咲くためには新車『MCL33』に野心的なデザインを採る以外に選択肢はなかったと語る。不遇の3シーズンを過ごしたマクラーレンとのパートナーシップを解消し、ルノーとの新たにパートナーシップを結んだマクラーレンは、8日間のF1バルセロナ合同テストで複数の信頼性トラブルが発生して、走行距離では全チームで最下位で終えることになった。
最終日にはフェルナンド・アロンソが全体の3番手タイムを記録したが、冷却面を始め、マクラーレンの信頼性には懸念が残った。しかし、エリック・ブーリエは、マクラーレンについて最終結果を下すのはまだ早いと主張する。「3日間のいくつかの問題をベースに判断することはできない。数レース待った方がいい」とエリック・ブーリエはコメント。「過去3年間は困難な状況だったが、現在、マクラーレンは本来の位置に戻ろうとしている。何事も一日では成し遂げられない。いくつかトラブルはあるものだ」「我々は速いクルマを設計する能力は失っていないし、すぐにコース上でそれを目にすることを期待している。我々は野心的でなければならなかった」「リスクを採らなければならない野心的な理由もある。我々はすべてをまとめ直し、作業していく必要がある。エリック・ブーリエは、テストでの走行距離が不足していることでシーズン開幕時にさらなる信頼性問題が発生する可能性が高くなっていると認める。「もちろん、我々は望んでいたほど多くの走行ができなかったし、どこかで故障が発生する危険性は高い」とエリック・ブーリエはコメント。「それでも、我々には全く異なる小さな問題しか発生しなかった。オーストラリアにむけてクルマを再構築すれば、いくつかの問題を解決することに役立つだろう」
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