マクラーレンのエグゼクティブディレクターを務めるザク・ブラウンは、ホンダが現在のエンジン危機から抜け出すための最終期限は設定していないと語る。マクラーレンとホンダの決別が噂されるなか、中国でメルセデスのエンジン責任者アンディ・カウエルと話をしているところが目撃されたザク・ブラウンだが、マクラーレンがメルセデスとF1エンジン供給について交渉中だとの噂は否定している。
「いいや、我々は(ホンダと)一緒に働いている」とザク・ブラウンは Auto Motor und Sport にコメント。「我々全員が前進を望んでいるが、すべてを良くしなければならない“Xデー”は設けていない。そんなことをしても我々の助けにならない」「テスト前にも言ったが、我々は2016年よりも良くなる必要があるが、我々はそれを成功させられなかった。現在、我々はそこにたどり着くために懸命に働かなければならないし、同様に2018年にむけても次のステップを果たさなければならない」ザク・ブラウンは、ひとつの明るい点として、マクラーレンのシャシー自体は優れていることを挙げた。「我々はシャシー側に何千もの目標を設定したが、それらの99%は達成している。我々には非常に良いレーシングカーがあると自信を持っている」