マクラーレンの新CEOに就任することが決定しているヨースト・カピートは、今シーズンにフォルクスワーゲンから加入した際、F1チームを復活させるために“やるべき必要のあることをやる”自由を与えられる。マクラーレン・ホンダが悲惨なシーズンを過ごした去年、ヨースト・カピートはフォルクスワーゲンを3年連続となるWRCチャンピオンに導いた。
マクラーレンは、タスクに応じて各部門のマネージャーが連携するマトリックス・マネジメント・システムを採用している。ヨースト・カピートが、マクラーレンに加入するのは、フォルクスワーゲンで後任者が見つかってからであるが、マクラーレンのマネジメント構成がどう変わるかはまだ話していないと認める。「私にはやるべきことをやるための自由がある」とヨースト・カピートは述べた。「現在、そこはかなりマトリックス型だ」マクラーレンとホンダには、両者の文化的な“衝突”が報じられている。ヨースト・カピートは、1990年代にザウバー・ペトロナス・エンジニアリングに在籍していた際、商業プロジェクトでヤマハと仕事をした経験がある。「関係をうまく機能させる必要がある」「たとえどこで仕事をしていようと、ひとつのチームでなければならない。チームをまとめるのは、いつだって難しい仕事であり、チームの一部が異なる国、異なる文化の場合は、さらに難しい」「だが、私は過去に日本人と仕事をしたことがあり、それにはかなり良い経験がある」