マクラーレン・ホンダは、F1ハンガリーGPの予選で、フェルナンド・アロンソが15番手、ジェンソン・バトンが16番手だった。フェルナンド・アロンソ (15番手)「今週末はこれまでチームにとって良い形で進んでいただけに、午後の予選は残念だった。パフォーマンス面で効果的な進化を遂げ、ほとんどのフリー走行でトップ10圏内に入っていたので、予選で起きた問題は非常に不運だった」
「Q1ではジェンソンのマシンに問題が発生し、Q2では僕のマシンがシャットダウンしてしまった。残念ながら、マシンが自力でガレージに戻らない限り、予選で走行を続けることはできないので、そこで終了となった。こういったトラブルが予選で発生してしまったことはタイミング的に悪かったと思うけど、この失敗から今後のために何かを学べればと思う」ジェンソン・バトン (16番手)「Q1の最終ラップを開始した際に、メインストレートでエネルギー放出の作動ができなくなった。エンジニアの話では、それによって約0.4秒ロスしたとのことだったけど、それを残りのラップで挽回するのは不可能だった。不具合が発生したことは不運だったけど、仕方ないことだ。また、今日はマシンを操ることが本当に楽しかったので、残念だ。午前中のセッションは少し難しかったけど、午後にはマシンに対してすぐに良い感触を得た。マシンのバランスも良かったので、容易にQ2に進出できるものだと思っていた。まだ十分なスピードはないけど、少なくともバランスは良好だ。明日はもっと良い一日になることを期待しよう。ハンガロリンクは伝統ある、素晴らしいサーキットだし、ここで走るのは大好きだ。明日どのような作戦をもって決勝に臨むのかはこれから詰めるつもりだ。ただ、ここではオーバーテイクが難しいので、明日は厳しいレースになるだろう」エリック・ブーリエ (マクラーレン・ホンダ レーシングディレクター)「もうすぐ夏休みを迎えます。そのため灼熱のここブタペストにおいて、今シーズン前半戦の憂鬱な状況を目に見える改善でもって好転させたいという想いを、我々は抱いていました。実際に改善はしたものの、ここでのキーワードは“目に見える”という言葉だと思います。というのも、数々の小さなトラブルや突発的な故障によって、その改善が実際のグリッドポジションやレース中のパフォーマンスの向上という形で現れない状態が続いているからです。今日は、Q1ではステアリングスイッチのソフトウェアデータの不具合によってジェンソンの最速ラップが阻まれ、その直後のQ2では、今度はフェルナンドがハーネス接続の緩みによるマシンのシャットダウンに悩まされる結果となりました。ただ、明日は明日の風が吹くのです。ハンガロリンクはオーバーテイクが難しいサーキットとして知られていますが、フェルナンドもジェンソンもポジションを少しでも上げるために全力を尽くしてくれるでしょう」関連:F1ハンガリーGP 予選:ルイス・ハミルトンが5戦連続でポールポジション
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