マクラーレンは、コンピュータ企業のレノボとの契約を正式に発表した。レノボはこれまでウィリアムズF1チームのパートナーを務めており、昨年の夏にはウィリアムズの風洞にスーパーコンピュータを設置していたが、2009年からはマクラーレンのコンピューターソリューションを担当することとなった。レノボのノートブックPCおよびデスクトップPCは、レーストラックおよびチーム本部において、マクラーレンのコンピューティング・ソリューションを担当する。
すでにレノボのエンジニアおよび専門家は、F1チームが必要とする移動無線コンピューティング技術のほか、ピットガレージおよびピットウォールで必要とされる高速かつ要求の多いデスクトップ・コンピューティングの特定を開始している。マーティン・ウィットマーシュ (マクラーレンCEO)「ボーダフォン・マクラーレン・メルセデスとレノボは非常に優れたエンジニアリングによる競争上の優位に取り組んでいる。我々はノートブックとデスクトップのコンピュータ・ソリューションによるレノボの大きな技術的貢献を楽しみにしている」ディーパック・アドヴァーニ (レノボ副社長)「ボーダフォン・マクラーレン・メルセデスはF1の最高レベルで戦っており、ビジネスオペレーションだけでなく、マシンの設計、開発、レーシングのあらゆる面にPC技術を組み込んでいる。レノボは、オリンピックのような複雑で、注目を集める世界的なイベントにおいてコンピューティング・パフォーマンスにおける優れた伝統と信頼性を有している。我々はチームに大きく貢献をすることを楽しみにしている」