マクラーレンのチーム代表マーティン・ウィットマーシュは、近い将来マクラーレンのF1マシンがオレンジのカラーリングをまとう可能性があることを認めた。マクラーレンは、1997年からシルバーを基調としてカラーリングを採用しているが、チーム創設当初はブルース・マクラーレンの母国ニュージーランドのナショナルカラーであるオレンジに塗られていた。
だが、2014年にマクラーレンは“シルバーアロー”で有名なメルセデスとの長い関係に終止符が打たれることになりそうだ。それ以降のエンジンパートナーとしてはホンダが決定的だとされている。マーティン・ウィットマーシュは、マクラーレンが2015年にホンダエンジンを搭載するとの報道には、現在のパートナーであるメルセデスと“機密”のためコメントできないとした。また、2013年末にはボーダフォンが離脱することになっている。2014年にタイトルスポンサーが変わるのを機にマクラーレンがオレンジに立ち返るの可能性について質問されたマーティン・ウィットマーシュは「そのアイデアはとてもいい」と f1news.ru にコメント。「オレンジは素晴らしい色だ。マクラーレンにとっては特にね」「我々はオレンジをGTレースで使用している。見栄えが非常にいいし、この方向を進めていくつもりだ。F1は少し異なっている。パートナーのブランドをプロモートするという最近のビジネスモデルはチームの主要タスクのひとつだ」 「だが、幸運にもオレンジを好むスポンサーが見つかれば、あの色を再びF1で見ることができるかもしれない」マクラーレンは、マールボロとの契約終了に伴ってカラーリングを変更した1996年末から1997年にかけてのシーズンオフと翌年のシーズンオフ、ウェストとの契約終了に伴いカラーリングに変更を加えた2005年末から2006年のシーズンオフのテストでオレンジのカラーリングを暫定のマインカラーリングとして用いている。