ロータスF1チームは、2015年にルノーに買収されるまでに5,700万ポンド(約79億2,000万円)の損失を出していたことが明らかになった。 昨シーズン後半、ロータスの財政状況の悪化はしばしば報道されており、12月19日に買収が完了するまでその状態は続いた。ルノーへの売却額は“1ポンド(約139円)”と推定されている。
2014年のロータスの損失はわずか580万ポンド(約8億1,000万円)だったことを考えると、2015年の変化は巨大だ。 取引高も1億1,470万ポンド(約159億3,000万円)から7,840万ポンド(約108億9,000万円)へと3,630万ポンド(約50億4,000万円)減少している。これは主に“この年のスポンサーシップ減少によるものz3とチームは説明。売上原価は1,100万ポンド(約15億3,000万円)下がったという。 買収後にマニュファクチャラーとして復活したルノー、はこの財政的な“ハンディキャップ”をスロースタートの理由に挙げており、夏休み以降はパフォーマンスが上向くはずだと自信を示している。チームはレポートの中で「2016年度の企業戦略は、スポーツにおけるルノーの長期的野望と厳格なビジネスプランを反映する正しいレベルの支出、投資と業務実践によって会社を再建することだ」と主張。「トラック上ではシーズン後半戦にパフォーマンスの改善が達成されると予想できる。しかし、2015年シーズン中の開発不足から来るハンディキャップがあるため、チャンピオンシップで昨年以上のポジション獲得は期待していない」 レポートにはまた、ルノーが2017年と2018年にレッドブルとトロ・ロッソにエンジンを供給する契約があることについても言及されている。
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