ロバート・クビサは、自分の能力について疑問の目を向ける気持ちは理解できるとし、自分がチーム代表だったとしてもF1復帰について疑ってかかるだろうと認める。2011年のプレシーズン中のラリー事故で右腕に重傷を負ったロバート・クビサ(35歳)は、2019年にウィリアムズで8年ぶりにF1レース復帰を果たす。
2017年から2018年にルノーとウィリアムズでテストを重ねたロバート・クビサは、2010年のF1アブダビGPから遠ざかっている自分がF1復帰することを現実として捉えられない人々のことを受け入れられると語る。「僕がチームプリンシパルだったとしても疑うだろうね」とロバート・クビサはコメント。「今年はとても有益だった。最初のミーティングのことを覚えている。僕は『疑いを持っているなら、僕たちはそれを行うべきではない。難しい時期に僕の腕のことを指摘するのは簡単なことだからね。自分にそれができることを確信してほしい』と伝えていた」「まず何よりも、自分ができるということを確信していなければならない。それが僕がここにいる理由だ。でも、2つ目としてチームが僕が仕事ができることを確信しなければならない」2008年のF1カナダGPで勝利を収めているロバート・クビサは、自分のカムバックは、復帰が可能だと信じていなかった人々を含めた全員に“不可能なことは何もない”ことを示すことになると考えている。「競争力のあるスピードで走れないと考えていたら、僕はここにいない」とロバート・クビサはコメント。「人々が僕の制約を見て、僕にそれができるかどうかを尋ねてくるのは普通の考え方だ。それが信じがたいであることはわかっているけど、ウィリアムズは今年それを見極めてくれたし、僕もバレンシアでF1カー(旧型のルノー)をテストして以降、過去16~18か月で自分にそれができることを見極めてきた」ウィリアムズの副チーム代表を務めるクレア・ウィリアムズは、フルタイムでF1に復帰するロバート・クビサを称賛。2018年にコンストラクターズ選手権最下位というチーム史上最悪のシーズンを過ごしたウィリアムズだが、来年、ロバート・クビサはそれを好転させてくれると確信していると語る。「彼には驚くべき精神力と素晴らしい粘り強さを持っていますし、F1について本当に情熱を持っています。その彼の特性を組み合わせたドライバーですし、来年、一緒に仕事をすることを本当に楽しみにしています」とクレア・ウィリアムズはコメント。「それが我々が知っているロバートの才能であり、来年、彼がウィリアムズにもたらしてくれるものに本当に興奮しています。彼のコックピット内での知能とエンジニアリング力は、このチームの新しい章がスタートする2019年にチームを前進させるのに本当に役立つでしょう」
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