ロバート・クビサは、2017年のバイコレスでのWECフル参戦はサーキットレーシングに慣れるための絶好の機会だと考えている。2011年のオフシーズンでのラリーでの事故によりF1キャリアを終えたロバート・クビサは、今年、7年ぶりにサーキットレーシングにフル参戦する。2012年から2015年にWRCに参戦したロバート・クビサは、昨年3つのGTレースに参戦。今年1月にもう1レースに参戦した後、バイコレスでのWEC参戦が発表された。
バイコレスはLMP1クラスで唯一のプライベーターであり、ロバート・クビサは優勝やタイトルを争うプレッシャーがないことは助けになると考えている。「僕はレーサーだし、過去に素晴らしいプロと仕事をすることに慣れていた」「今、僕は新しい道を歩み始めている。異なる環境に適応できなければならない」「近年、レースをする多くのオファーを受けたけど、少なくともレース週末前に1件のテストをしてからコミットしたかった」「僕の身体が対処できることを知る必要があったし、うまくやれる可能性がなければイエスとは言えなかった。どんな困難に立ち向かうことになるか知りたかったし、問題への対処方法を理解したかった」「今は準備ができていると感じている」事故後、右手の機動性がシングルシーターで大きな障害になっていたロバート・クビサだが、今では身体的にも再びF1マシンをテストできると感じており、2016年のWEC最終戦後にバーレーンでバイコレスとのテストが大きなブレークスルーだったと語る。「バーレーンでのテストの後、ステアリングの角度をチェックしたけど、問題はなかった」「もう90%のパフォーマンスを発揮できる。そして、残りの10%は埋められるマージンだ」ロバート・クビサ、バイコレスからWEC参戦が決定