2023年F1第17戦日本GPの予選でトップ10入りしたドライバーのコメント。鈴鹿サーキットで行われた予選セッションでは、マックス・フェルスタッペン(レッドブル)が再び躍進。2番手のオスカー・ピアストリ(マクラーレン)に0.581秒差をつける圧巻のラップを披露して、今シーズン10回目となるポールポジションを獲得した。
1番手:マックス・フェルスタッペン(レッドブル)「まるで別次元にいるような、すばらしいレースウイークを過ごせている。マシンは思うように走らせることができ、限界まで全力でプッシュできた。マシンがいいと、サーキットがもっと特別に感じて、思わず笑顔になった。予選はニュータイヤが3セットしかなかったので、使い方に注意しなくてはならなかった。明日の決勝はタイヤのデグラデーションに気をつける必要がありそうなので、簡単にはいかないだろう。今週の目標は、ホンダのホームである日本でコンストラクターズチャンピオンを決めることだ」2番手:オスカー・ピアストリ(マクラーレン)「Q3の最初のラップはとても良かった。かなり満足できた。最後のシケインでは、もっといい仕事ができたかもしれないけど、いいラップだった。2周目、最初のセクターは良かったけど、次の2つのセクターはあまり良くなかったので、2位で終えることができてとてもうれしい。ここまでのところ、チームにとっては本当にいい週末になっている。マシンはアップグレードされているし、ここでのマシンは速い。十分なチャンスがあるとおもっていたけど、それでも実現させなければならなかった。だから2位になれてうれしいし、チームにとっても2位と3位になれてよかった。とてもハッピーだ」3番手:ランド・ノリス(マクラーレン)「2位と3位を獲得できて、チームとしてとてもいい一日だった。オスカー、そして、いつものようにマックスが素晴らしい仕事をした。自分のラップには満足している。このサーキットはトリッキーで、いつもすべてをまとめるのが簡単なサーキットではない。とても速いので、ほんの小さなミスが大きなラップタイムを生み出す可能性がある。僕はハッピーだ。いい1日だったし、明日に向けていいポジションをキープできている」4番手:シャルル・ルクレール(フェラーリ)「自分のラップには満足している。今日は自分たちにできる最大限だったからね。 セクター1で最もロスしてしまったので、その点を調べて、改善するために何ができるかを理解しようと思う。今年は気温が高く、オーバーヒートのリスクが例年よりも高い。明日はタイヤのマネジメントと戦略が鍵となる。レッドブルは週末を通してとても速かったし、マクラーレンも僕たちと同じようなレースペースを持っているようだ。だから、スタートをうまく決めることが重要になるだろう」5番手:セルジオ・ペレス(レッドブル)「予想していた通り、簡単にはいかない一日だった。マシンのバランスに少し苦戦していて、いい予選にならなかった。2セット目のソフトタイヤをQ2で使ってしまったので、Q3には1セットしか残っていなかったし、他車とのマージンを作れていなかったことが今回の結果につながった。理想的な予選にはならなかったけど、ベストは尽くせたし、明日はいいレースになると信じている。マクラーレンが好ペースで走っているので、決勝は彼らとの戦いになるだろう。フェルスタッペンも調子を取り戻したようなので、明日の決勝が楽しみだ。2人でワン・ツーを獲得して、コンストラクターズチャンピオンを獲得できればうれしいね」6番手:カルロス・サインツ(フェラーリ)「今日は難しい予選だった。ここに来る前から、このトラックは僕たちの弱点が少し露呈することはわかっていたし、高速特性と長いコーナーがあるので、決して簡単ではないこともわかっていた。昨日からマシンをいい状態に持っていくために、いろいろなことやセットアップを試してきたけど、明らかにうまくいかなかった。Q3でもいいラップができず、明日は6番手からスタートすることになる。明日は良いポイントを獲得するために戦うし、どんなチャンスでもつかむ準備はできている」7番手:ルイス・ハミルトン(メルセデス)「一晩で素晴らしい仕事ができたし、FP3では変更がうまくいった。今日はクルマのフィーリングが全般的に良かった。昨日は悪い1日だったからほっとした。僕たちは通常、毎週末に少なくとも1回は最適でない日があるから、金曜日がそうだったのだろう。FP3ではクルマにはるかに自信が持てたし、予選では全力を尽くした。大きな違いは最初のセクターだった。そこまでは0.7秒の差があったけど、それは重荷リアエンドのグリップ不足が原因だった。ユーズドタイヤでの走行も含めて、自分のラップには満足している。このようなトラックは、世界中のどこを走っても最もチャレンジングなもののひとつだ。クルマが少々難しくても素晴らしい。最終ラップは楽しめたけど、前のマシンは僕たちに比べて速すぎた。明日はもっといいレースを期待しよう」8番手:ジョージ・ラッセル(メルセデス)「今日は、鈴鹿と同じような特性を持つサーキットで、僕たちがどのようなパフォーマンスを発揮すかを公平に表現することができた。幅が広いコーナーがある、高速コーナーが多く、低速コーナーもある。僕たちのマシンはすべてのコーナーで最強というわけではないし、ここでは特にセクター1で少し苦戦している。先週のシンガポールでは、高いダウンフォースを必要とするトラックでマシンのスイートスポットを見つけることができれば、上位で戦えることがわかった。ここではそうではない。明日のレースはチャレンジングになると思う。レースペースはシングルラップのペースに近いものになるだろう。ギャップは少し縮まるかもしれないけど、大きくは縮まらないだろう。ハードタイヤが2本割り当てられるので、異なる戦略を試すオプションはある。マクラーレンとフェラーリには同じ自由はないかもしれない。でも、ほんのわずかなアドバンテージにしかならないと予想している」9番手:角田裕毅(アルファタウリ)「母国の日本でQ3まで進めたことは、僕にとってとても特別です。たくさんの応援をもらい、日本のファンの皆さんの前で初めてQ3に進むことができ、最後のアタックラップもうまくいきました。こんなにも大きな応援をもらったのは初めてです。皆さんに感謝するとともに、チームにはもっと感謝しています。金曜日のフリー走行では苦戦...