ホンダは、今回のヘレステストでKERS搭載マシンを走らせた。テストを担当したアレキサンダー・ブルツは、ホンダのKERSテストは成功したと語り、デバイスの安全性を確認した。7月のヘレステストは、BMWザウバーのメカニックが感電するという事故があり、KERSの安全性が大きく懸念されていた。しかし、BMWのKERSの事故を単発的な事故と捉え、今週KERSのテストを再開。ウィリアムズ、マクラーレン、ホンダもKERSシステムを搭載したマシンで走行を行った。
ホンダは、既にサンタポッドとシルバーストンでKERSのテストを完了させているが、今週のヘレスは、十分にシステムを走らせる最初の機会となった。ホンダのKERSでの走行を担当したテストドライバーであるアレキサンダー・ブルツが、その安全性を語った。「髪の毛が燃えないように、前もって美容院に行ったよ！ いいや、真面目な話、全く安全だよ。ホンダはバッテリーシステムに関して莫大なノウハウを持っているし、常にセキュリティチェックを行っているので、感電しないことには非常に自信を持っているんだ。」KERS搭載マシンでのドライビング違いをブルツは次のように語った。「はい。それを感じることを神に感謝したいね！ もし60キロワットを感じることができないなら、僕はテストドライバーをするべきではないよ。」「僕は以前にサンタポッドでKERSの一番最初のシェイクダウンを行った。今、それをトラックで走らせるのは興味深いね。それはマシンに異なる影響を及ぼすし、パワーが出力される感覚は面白いよ。すべてが良いね。」「それは極端ではないんだ。でも、感じることができるし、かなり素晴らしい。結局、働きはロケットサイエンスではない。自動車会社はすでに市販車でKERSを使っている。でも、F1で困難なのは、それを詰め込むことだ。」しかし、ブルツはホンダのKERSがライバルに対してどれくらい良いかを比較するのは、あまりに早いと語る。「我々は他のチームがどのようにエネルギーを蓄えてアプトプットするかを知らないので、答えるのは不可能なので、言うことはできないよ。僕たちがリードしていることを期待しているけど、保証はないけどね。」関連：KERS