メルセデスのF1ドライバーであるルイス・ハミルトンは、8歳のときからシーズンを開始できないのは今年が初めてであり、レースをすることを切望していると語る。新型コロナウイルスの蔓延によって2020年のF1世界戦選手権は開幕から10戦が延期・中止となり、7月初旬にオーストリアでの開幕が期待されている。
ルイス・ハミルトンは、開幕の遅れによってレースができないことよって“大きな喪失感”を感じていると語る。「毎日レースを恋しく思っている」とルイス・ハミルトンはソーシャルメディアに投稿。「シーズンが始まらないなんて8歳のときから初めてのことだ。愛するものに生き、呼吸していると、それがなくなったときには明らかに大きな喪失感がある」ルイス・ハミルトンは、生活が正常に戻ったときには世界がより良いものに戻ることを望んでいると語る。「でも、このような時期でもポジティブなことは常にある」とルイス・ハミルトンは続ける。「現在、世界中の僕たち全員に、人生、決断、目標、周りにいる人々、自分のキャリアについて考える時間がある」「今日、僕たちは世界中で晴れ渡った空を見ている。僕たちの欲求ははるかに低くなっているし、誰も家にとどまっているので僕たちの快楽のために虐殺される動物も少なくなっている」「僕たちがこの困難な時期に入ったときと同じように戻ってくるのではなく、僕たちの世界についてのより良い知識を持ち、私たちの個人的な選択と習慣を変えていこう」「新たな活力、より健康的で集中力があり、何よりも親切で寛大で優雅で、そして、僕たちの世界とそこにいる人々を気遣える新しい僕たちになろう。僕たち全員がそうすることを願っている」ルイス・ハミルトンは献身的なビーガンで、気候変動や持続可能性のための活動も行っている。