元マクラーレンのメカニックだったマーク・プリストリーは、ルイス・ハミルトンがF1チームに合流してすぐに彼が“特別”なドライバーであるがわかったと語る。2006年にGP2でチャンピオンを獲得したルイス・ハミルトンは、翌年にマクラーレンでフェルナンド・アロンソのチームメイトとしてF1デビューが決定。だが、当時22歳だったハミルトンのF1デビューは早すぎるかもしれないとの見方もあった。
しかし、マーク・プリストリーは、ルイス・ハミルトンがチームに加入した瞬間から本物であることがわかったと振り返る。「私はルイス・ハミルトンが昇格するという話があったときにマクラーレンで働いていた」とマーク・プリストリーは Autosport にコメント。「当時、彼はまだF1ドライバーではなかったし、GP2で活躍していた。彼が昇格する可能性が高いという話になったとき、全員が彼は若すぎやしないかと思った。それにい多くの人々は彼が誰なのかさえわからなかった」「到着してすぐにルイスが特別な少年であることが明らかになった。彼はとても若かったが、信じられないくらい速かった。最も驚いたことは、彼はすぐにプレッシャーに対処しなければならないことをわかっていたことだ」「うまくいかないことがたくさんあったのも確かだが、多くのことはうまくいった。2シーズン目にはすでにワールドチャンピオンになっていた。そう言える人は多くない」昨年、ルイス・ハミルトンはメルセデスで自身5度目となるワールドチャンピオンとなり、ファン・マヌエル・ファンジオに並ぶ歴代2位のタイトル獲得となった。トップのミハエル・シューマッハにはあと2回のタイトル獲得で並ぶことになる。