ルイス・ハミルトンは、残り3戦での逆転タイトル獲得にむけて絶対に諦めることはないと語る。F1アメリカGPで優勝したルイス・ハミルトンは、ニコ・ロズベルグとのポイント差を7ポイント縮めたが、それでも26ポイントのリードを許している。すでにルイス・ハミルトンの自力優勝は消えており、残り3戦での全勝が必須となっている。
一方、ニコ・ロズベルグは、優勝ができなくても、2位を2回、3位を1回でタイトル獲得に手が届く。 だが、ルイス・ハミルトンは「何が起きるか分からない」と主張。諦める気配はまったくない。 「ポジティブに考えるようにしている」とルイス・ハミルトンはコメント。「まだ獲得できるポイントはあるし、何が起きるかわからない。諦めた瞬間に負けだ。人生で諦めたことなんて一度もないし、そんなことをする気はまったくない」「浮き沈みがあることは歴史が証明しているし、過去数年もいろいろあった。完全に駄目なときもあれば、形勢が逆転したことも何度もある。だから、しっかりと冷静に戦って、今週末に果たしたような仕事をやり続けなければならない。僕はそれができると確信している」「ここまで起きたことは僕にはどうしようもないことだし、すでに終わったことだ。僕にできるのは全力を尽くして今シーズンを終えることだけだ」 今シーズン、ルイス・ハミルトンは3度のエンジントラブルに見舞われている。F1中国GPでは予選でタイムを記録することができず、ロシアではQ2終了後にエンジンが故障、そしてマレーシアのレースではリタイアを強いれた。一方でニコ・ロズベルグは、F1オーストリアGPのフリー走行中にサスペンショントラブルを抱えたが、パワーユニット関連で大きな問題は抱えていない。 「今のところ彼の方の信頼性は100%だ。クルマの信頼性が完璧なシーズンになることはある」とルイス・ハミルトンはコメント。 「それがニコに当てはまるか? それは時間が教えてくれるだろう。僕がそれに執着することはできない。自分のレースに集中するだけだ」「最後の3戦を通して僕の信頼性が100%であることを願っている。新鮮な空気を吸うようなものだよ。今日のようなドライビングでチャンスをしっかりと掴んでいくだけだ」
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