ハースF1チームは、2023年F1第8戦スペインGPの予選でニコ・ヒュルケンベルグが8番手、ケビン・マグヌッセンが17番手だった。ハースF1チームもドライバーによって結果が大きく異なるチームの1つだった。マグヌッセンは、冷え込んだコンディションでグリップに苦しみ、Q1で敗退した。しかしヒュルケンベルグは、1周でトップと互角に戦えることを改めて証明し、Q3まで進出した。
ヒュルケンベルグはタイヤが1セットしか残っていなかったので、トラックがまだ十分に暖まっていない中盤に1回だけ走行を行った。彼は8位という素晴らしい成績を収め、明日に望みをつないだ。「今シーズンの予選では最高の結果だった。チームも自分もクリーンでうまくいった」とニコ・ヒュルケンベルグはコメント。「明日のレースを始めるには、とても良いポジションだと思うし、ポジティブなことだ。トラックポジションはここバルセロナではかなり貴重なものなので、それを活かして厳しい戦いに備えていく」「簡単なレースにはならないだろうし、戦略的にタイヤデグラデーションレースになるだろうから、うまくカードを使わなければならない。でも、クルマのパフォーマンスは上がっているし、ミッドフィールドの中では間違いなく競争力があると感じている」Q1で敗退して17番手だったケビン・マグヌッセンは「残念だ。もう1台のマシンは可能性を示してくれたのに、今週末はうまくいかなかった」とコメント。「フィールドは非常にタイトなので、そのウィンドウを逃すと非常に大きなペナルティになる」ニコはハイダウンフォースのセッティングに変更し、それがうまく機能しているようだ。チームの良い仕事だったし、クルマのパフォーマンスを見られてうれしい」「残念ながら、明日は17番手ということになるが、もう一度チャレンジして、レースに向けてマシンのセットアップがうまくいくことを期待したい」ハースF1チームの代表を務めるギュンター・シュタイナーは「今日の予選ではかなり良いスピードがあったし、昨日のペースが本物だったことが証明された」とコメント。「残念ながら、ケビンはQ2に進出できなかった。ニコがとても良い仕事をしてくれたので、また望んでいたQ3に入ることができた」「これからは明日のレースに向けて準備を進めていく」
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