ジョージ・ラッセルは、シーズン序盤の2ラウンドでAMR23が見せた印象的なコーナリング性能を挙げ、アストンマーティンがオーストラリアGPでさらに強力な力を発揮することを示唆した。アストンマーティンは、目を見張るようなテスト期間を経て、バーレーンとサウジアラビアで、新戦力であり2度のF1ワールドチャンピオンのフェルナンド・アロンソの手によって、圧倒的な強さを誇るレッドブル勢に続く連続表彰台を獲得した。
アストンマーティンが順位を上げる中、メルセデスは2023年マシンにコンセプトの変更が検討されるほどの問題を抱えており、フェラーリもパフォーマンスと信頼性に苦慮している。今週末のメルボルン大会での自身とメルセデスのポテンシャルについて聞かれたラッセルは 「もしまた4位を獲得したり、表彰台を狙ったりすることができれば、それはおそらくクルマのポテンシャルを超えることになるだろう」とコメント。「アストンは、ここでは本当に強いと思う。彼らは中速コーナーで最速のクルマのように見えるし、ここメルボルンには中速コーナーがたくさんあるので、アストンやフェラーリと戦えれば、いい週末になるだろう」アロンソは最初の2レースでフェラーリとメルセデスのマシンを打ち負かして表彰台に上った。木曜日のドライバー記者会見では、メルセデスのチーム内のダイナミクスに話題が移り、ラッセルはルイス・ハミルトンがジェッダでの最終戦後に発したコメントについて考えを求められた。サウジアラビアでラッセルの後ろでフィニッシュしたハミルトンは「セットアップは少しずれていた。もしジョージのようなセットアップがあれば、もっといいポジションにいられたと思う」とSky Sports F1に語った。「50:50の選択のようなものだった。僕はある方法を選択し、彼は別の方法を選択した。彼のやり方は間違っていることが多かったけど、たまたまうまくいったので、僕は彼のペースに合わせることができただけで、彼より速く走ることはできなかった」メルボルンでのハミルトンのコメントについて尋ねられたラッセルは、イベント前とイベント中に行った仕事について熱心に説明し、結果に運はなかったと強調した。ラッセルとハミルトンはサウジアラビアでホイール・トゥ・ホイールを走り、若い英国人が前でフィニッシュした。メルセデスF1で2年目のシーズンを迎えるラッセルは「運が良かったとは思わないし、イベント前の準備をしてきたからだと思います」と語った。「プラクティスの後に一晩で行った変更は、チームと行った作業で正しい方向に向かうことはわかっていたし、ルイスが選択したセットアップよりも良くなると信じていた」「好みは人それぞれだと思います。自分が取った方向性とエンジニアとの仕事に満足している」メルセデスは第3戦に向けてコンストラクターズランキングで3位につけており、アストンマーティンと同ポイントで並んでいる。
全文を読む