フォース・インディアにとって、初めてのグランプリは失望のレースとなってしまった。2008年の開幕を告げるオーストラリアGP決勝。ジャンカルロ・フィジケラのレースは、開始からわずか数百メートルで終了した。1コーナーでフィジケラのマシンは、トヨタのティモ・グロックと接触し宙を舞った。一方、ピットからのスタートとなったエイドリアン・スーティルも、ハイロドリックのトラブルによりレースを終えることになった。
しかしながら、週末を通して、周囲の予想を良い意味で裏切るペースを見せたフォース・インディア。ポジティブな感覚で1週間後のマレーシアに望む。エイドリアン・スーティル (リタイア)「とてもがっかりしているよ。特にレースが続いているのを見なくてはならなかったことにね。オープニングラップでは前のドライバーについていき、オーバーテオイクして13位に上がることができた。でも、その後、ハイドロリックに問題が生じてしまった。僕はピットに戻らなくてはならず、その時点でレースは終わってしまったよ。マレーシアではもっとうまくいくこと思ってい。でも、昨年から改善されていることは示せたと思うよ。特にプラクティスのロングランでね。だから、本当にうまくやれる自信があるんだ。」ジャンカルロ・フィジケラ (リタイア)「1コーナーでレースが終了したことには、とてもがっかりしている。他のドライバーが神風のように僕のマシンに入ってきたんだ。とてもイライラしたよ。特に今回のようなレースでは、多くのポイントを獲る可能性があったからね。良い機会だったし、本当にがっかりしている。マレーシアではもっとよくなるよう期待することにしよう」マイク・ガスコイン チーフ・テクニカル・オフィサー「フォース・インディアにとっての最初のレースはとても残念なものになった。多くのプレスリリースがそう言うだろうけど、明らかにポイントを獲れる機会を逃してしまったからね。ジャンカルロは1コーナーで不運だった。誰かが彼の外側にいて、内側ではグロックとピケがコントロールを失った。エイドリアンは、ハイドロリックが故障した。昨日から彼のマシンを組みなおさなければならず、その結果、初期のチェックができなかった。彼はとても競争力があり、確実に良い結果を出せただろうから、とても残念だ。しかし週末を通して全体的にマシンのペースはポジティブなものだったし、マレーシアではもっと良い結果を残せるだろう」ビジェイ・マリヤ「思いがけないレースで、早くにレースを終えたのは欲求不満だが、この週末にはとても満足しているよ。プラクティス・セッションで見せたペースはとても自信になった。予選は最終的に残念だった。だが昨年のオーストラリアのこのチームはとても離れていたが、今年は中段グループに上がってきた。ポイントを獲る機会を逃したことは残念だった。全体的に自信になる週末になった。一週間後に、次のレースに再び挑戦できることはポジティブなことだ」
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