フェラーリF1のチーム代表を務めるマッティア・ビノットは、2021年F1マシン『SF21』が「かなりのスピードを取り戻している」と主張する。2017年から2019年までコンストラクターズ選手権をメルセデスに次ぐ2位で終えてきたフェラーリだが、2020年はわずか3回の表彰台に留まり、ランキング6位まで転落。過去40年で最悪のシーズンとなった。
フェラーリの2020年F1マシン『SF1000』はドラッグが多く、パワーユニットのパワーも不足したことで、全体的なストレートスピードに欠けており、特に高速サーキットでは堅調にパフォーマンス不足が浮き彫りになった。フェラーリは、3月10日まで2021年F1マシン『SF21』を発表しないが、2月26日(金)に『TEAM LAUNCH』と題したオンラインイベントを行い、マッティア・ビノットとドライバーのシャルル・ルクレール、カルロス・サインツが参加した。フェラーリの2021年F1マシン『SF21』は、2020年から技術規則の大部分を引き継いでいるが、マッティア・ビノットは、SF1000で抱えていた主要な弱点は解決されたと自信をみせている。「昨年の主な問題はストレートスピードだったと思う。パワーだけでなく、パワーとドラッグの両方が問題だった」とマッティア・ビノットは語った。「我々は、パワーユニットとマシンのドラッグを減らすための空力面の両方で多くの作業を行ってきた」「今日のシミュレーション、ダイナモからのアプトプット、風洞からのマシンのドラックの観点から見たもとのをベースにすれば、、ストレートでかなりのスピードを取り戻していると思う」「スピードがそれほど問題にならないことを期待している。競争力が高いことを期待しているが、バーレーンに行ってみるまではわからない。それは常に他の人がしていることに関連している」「我々の車は確実に昨年の車よりも効率的だと信じている。私が効率的だと言うのは、やはりエアロとパワーの両方の観点からだ」また、マッティア・ビノットは、フェラーリF1がランキング6位から上昇するという期待を概説した。「シーズンの終わりには、2人のドライバーのポイントの合計がコンストラクターズチャンピオンシップの鍵となるため、我々にとって両方のドライバーが最大限の努力をすることが重要だと思っている」とマッティア・ビノットは語った。「シャルルが去年と同じように競争力があることは分かっており、カルロスも今シーズン非常に速くて競争力があることを期待している」「パフォーマンスを向上させるには確かに良いマシンが必要だが、両方ともうまくいくことを期待しており、昨年よりも良いシーズンになることを願っている」
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