2019年のF1世界選手権 第6戦 モナコGPの予選が5月25日(土)にモンテカルロ市街地コースで行われた。ポールポジションを獲得したのはメルセデスのルイス・ハミルトン。チームメイトとのバトルとなったQ3の最終アラックでバルテリ・ボッタスを気迫の走りで0.086秒上回り、今シーズン2度目、通算85回目のポールポジションを獲得。恩師である故ニキ・ラウダに捧げるポールポジションとなった。
2番手にもバルテリ・ボッタスが続き、メルセデスが今季5度目のフロントローを独占。ニキ・ラウダへのオマージュとしてヘイローのカラーを赤に変えたメルセデスが、前人未到の6戦連続1-2フィニッシュ達成に向けて完璧なスターティンググリッドを獲得した。1番手:ルイス・ハミルトン(メルセデス)「絶対に忘れないであろう最高のポールポジションのひとつだ。もちろん、僕は長年にわたって多くの成功を収めてきたけど、これほど意味のある成功は思い出せない。チーム全体にとっても個人的にも本当に難しい一週間だったし、このような難しいサーキットでチームとして上を向いて、一体となって開発を前に進めて、強くなって、週末の内外でパフォーマンスを改善させることができたのは驚くべきことだ。みんなのことは本当に誇りに思っている。でも、今週末は僕たちの上には少し雲が覆っていたし、ニキのためにお互いに沈んだ気分を持ち上げようとしていた。過去にここで大きな成功を収めたことはなかったし、完璧なラップをしたことは一度もないトラックだった。今日はそれに一番近かったと思う。これはニキのためのものだ」2番手:バルテリ・ボッタス(メルセデス)「今日は間違いなくポールを獲れる速さがあったと思う。Q3の最初のアタックは速かったけど、コンマ2~3秒はまだポケットにあった。最後のアウトラップでトラフィックに遭遇しまい、2回目の走行で十分にタイヤが暖まらなかった。アタックラップに入るとすぐにタイヤがグリップしていないのを感じたし、ラップ中に画面でルイスがポールを獲ったのを見た。個人的にはフラストレーションを感じているけど、チームにとっては今回も最高の結果だ。明日は長いレースになるし、何が起こってもおかしくない。モナコではターン1までの距離がとても短いので、あそこで何かするのはトリッキーだと思うけど、プッシュし続けてチャンスが来るのを待つつもりだ」 3番手:マックス・フェルスタッペン(レッドブル)「エキサイティングな予選だったし、3番グリッドは今の僕たちの力を最大限に出し切った上でのリザルトだった。チーム全員が非常に頑張って仕事をしてくれていたので、この結果を喜んでくれていたらと思うし、特にメカニックはすばらしい仕事をしてくれた。もちろん、レーシングドライバーとしてはポールポジションをとりたいところだけど、現実をしっかり見なくてはならない。Q2ではトップタイムになれてよかったけど、メルセデス勢にはまだ余裕があると分かっていた。Q3ではタイヤを温めきれず、タイムロスをしてしまった。ただ、どちらにせよフロントローに並ぶには実力が足りていなかったと思う。全体的にマシンの調子はいいし、さらなる改善のためにプッシュし続けていく。このコースでオーバーテイクをするのは難しいので、レースで順位を上げることは非常に困難だろう。でも、メルセデス勢の近くにとどまっていられれば、戦略次第でチャンスがあると思う。レースでどんな展開になろうと、最高の結果を得るために一生懸命努力する」4番手:セバスチャン・ベッテル(フェラーリ)「チーム全員にとって難しい一日だった。FP3でバリアに突っ込んでしまったけど、彼らはクルマを直して予選に出してくれるという素晴らしい仕事をしてくれた。残念ながらQ1ではタイヤをきちんと機能させるのに苦労し、追加のセットを使わざるを得なくなった。何とかQ1は通過できたけど、シャルルは十分に15番手いられるだろうと思ったけど通過できなかった。残念ながらモナコではこういうことは起きるものだ。マージンがなければリスクを取らなければならないけど、それが常に思い通りにいくとは限らない。予選では自分たちが望んでいたほど競争力がなかったけど、レースはまた別だし、モナコでは何が起きてもおかしくない」 5番手:ピエール・ガスリー(レッドブル)「5番手に入れて、かなりいい予選だったと思う。あと0.1秒で4番手のセバスチャン(ベッテル)を超えられたけど、すべてのセクターをうまくまとめることができず、予選のラップにはあまり満足していない。パフォーマンスがよくなっているように見えますし、まだまだ上を目指せると思う。エンジニアと協力して、限界まで攻められるマシンのバランスを見つけられるよう努力している。明日は雨が降る可能性があるけど、本当に降るならば降ってくれてもいいかなと思っている。ここで雨が降れば面白い展開になるだろう。ロングランではかなりいいペースなのですが、このサーキットで順位を上げる最大のチャンスはスタートだと思うので、そこで上位に上がれればと考えている」6番手:ケビン・マグヌッセン(ハース)「本当に良いセッションだった。本当に優れたマシンだったし、プッシュすることができ、快適だった。セッション中にウオールにキスしてしまい、フロントウイングを損傷させてQ2ではみんなに多くのストレスを与えてしまったけど、彼らは素晴らしい仕事で巻き返し、修復し、もう一度僕をコースに送り出してくれた。良いラップでQ3に進めめたし、Q3でも良いラップを走れた。このトラックで予選がどれだけ重要かは分かっているし、再びミッドフィールドの先頭の6番手につけられたことは、ポールポジションのようなものだ。かなり満足している。チーム全体の完璧な仕事だった。僕だけだけではなく、チームの努力だ」 7番手:ダニエル・リカルド(ルノー)「最終リザルトには満足している。木曜日にスタートした場所を考えればなおさらね。僕たちはFP3の後でさえいくつか勇敢な変更を加えたけど、それがうまくいったし、追加の頑張りが成果を挙げた。今日、チームは力強い回復を果たしたし、僕たちはそれに満足していいと思う。Q1からQ3までずっと良いリズムを掴んでいたし、ここでの予選でそれはとても重要なのでかなり大きかった。明日はいくつかの変数が面白くしてくれるだろうし、雨で目覚めたとしてもがっかりはしないだろう! でも、ウエットでもドライでも準備はできている」8番手:ダニール・クビアト(トロロッソ・ホンダ)「今日の予選にはとても満足し...
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