2019年のF1バルセロナテスト1回目が2月19日(火)に2日目を迎え、フェラーリのシャルル・ルクレールがトップタイムを記録。ホンダ勢はアレクサンダー・アルボン(トロロッソ)が4番手、ピエール・ガスリー(レッドブル)が7番手でセッションを終えた。2日目になってもウィリアムズはコース上に姿を現さず、残りの9チームでテストセッションは行われた。
2日目のトップタイムを記録したのはフェラーリのシャルル・ルクレール。この日最多となる157周を走行し、前日にセバスチャン・ベッテルが記録したタイムに0.086秒に迫る1分18秒247をマークした。2番手にはマクラーレンのランド・ノリス、3番手にはハースF1チームのケビン・マグヌッセンとトップ3チームは初日と同じ顔触れとなった。1番手:シャルル・ルクレール (フェラーリ)「今日の出来にはとても満足している。何度か赤旗中断があったけど、プログラムをすべて完了することができたし、157周を走り込んで多くの有益なデータを集めることができた。SF90の感触については乗ってすぐに快適に感じることができたし、とても楽しかった。気持ち的に? フェラーリを運転することは常に何かしら思うところはあるけど、今日はチームのためにやるべき仕事があったので、そのことは横においておいた。今後数日間もこの調子を保てることが願っている。コース上での限られたテスト機会を最大に生かすことが重要だ」2番手:ランド・ノリス (マクラーレン)「このクルマに乗るのは初めてだったけど、今日の出来にはとても満足している。すべてをまとめるためにチームは本当に素晴らしい仕事をしたと思うし、この2日間でかなりのマイレージを稼ぐことができている。僕たちに望めるベストな結果だ。タイムは重要ではない。やらなければならないプランに取り組めるかどうかが重要だ。特にシーズンのこの時期はクルマでテストしなければならない新しいものが大量にある。これまでロングランやピットストップはあまりやったことがなかったので、僕にとってはスピードに乗りながらエンジニアと会話することが一番重要だった。そこは今後2週間で対応していかなければならない部分だ。クルマを知ることはもちろんのこと、ラップ、マイレージ、信頼性が一番の課題だ。まだ引き続き取り組んでいかなければならないことがたくさんあるし、今後数日間で改善すべき部分もある。作業は進んでいる」 3番手:ケビン・マグヌッセン (ハース)「VF-19の第一印象はとても良かった。クルマのハンドリングはいい感じだし、一貫性を示している。間違いなくいい感じのスタートが切れたと思う。もちろん、細かい部分で言えばまだやるべきことはたくさんあるけど、現時点で心配することは何もない」 4番手:アレクサンダー・アルボン (トロロッソ・ホンダ)「今日は人生で最高の一日と言っても過言ではない。本当にいい一日だった。最初は、自分に『午前中はスピンしてはいけない』と言い聞かせてスタートしたんだけど、懸念したとおりになってしまった。路面温度が低く、スロー走行するとタイヤが冷えてしまうのでスピードを落とすことも出来ないし、挙動が予測しづらく、まるで氷の上を走っているようだった。リズムをつかめてからはスムーズに走行できるようになり、問題も全く起きなかった。その後スピンを喫したことはあったものの、マシンの限界を探っている中で起こったものだ。水曜日にフィルミングデーで数周走行したので、F1マシン初走行というわけではないし、シミュレーターでの経験も多いので、マシンがどのように動くかは頭に入っていた。でも、このマシンでの高速走行の経験はすごく新鮮で、いい刺激を受けて大いに楽しむことができた。マシンを降りても笑顔のままだけど、明日までずっとこの気持ちが続くのではないかと思う」5番手:アントニオ・ジョビナッツィ (アルファロメオ・レーシング)「初めて自分のF1マシンを運転するのは素晴らしい経験だったし、今シーズンを通してチームと一緒に開発していくのを楽しみしている。テストプロセスを開始したばかりなので、クルマの挙動を学ぶために様々な空力構成を試した。感触はとても良かったし、かなりの周回数を走ることができた。全体的にポジティブな1日だったし、木曜日にまたクルマの乗るのを楽しみにしている」6番手:バルテリ・ボッタス (メルセデス)「今日もかなりの距離を走り込んで走行プランを完了させることができた。走るたびにW10をかなり学ぶことができてるし、セットアップの理解も深まっている。昨日よりもバランスは良くなっているけど、まだ少し改善の余地がある。ラップタイムからわかるように、僕たちはロングランの作業に集中している。明日は午前中にドライブするので忙しい夜になりそうだ。今日の作業から学んだすべてを確認しなければならない。今のところはノーマルなテストができえいる。幸い、クルマの信頼性が素晴らしい。良いニュースだ」 7番手:ピエール・ガスリー (レッドブル)「今日はいい一日だった。ウインターブレイクが明けてまたコースへ戻ってこられてうれしかった。マシンの感触はよく、快適に走ることができて、90周以上を消化した。午後には、プッシュした走行中にターン10でコースアウトを喫しまったけど、これは加速をしながら5速へシフトアップした際にリア(のグリップ)を失ってしまったことによるものだ。これによってラスト1時間の走行ができず、もったいないことをしてしまった。それを除けば、多くのことをテストできて、情報収集がはかどり、いいポテンシャルがあることが分かった。もちろん、残り6日間のテストでやるべきことは多くあるけど、僕にとっては最高の初日となった」8番手:ニコ・ヒュルケンベルグ (ルノー)「95周を走り込めたという点では堅実な午後だった。たぶんテストセッションでのパーソナルベストかもしれない。様々な走行やセットアップで多くのラップを走り込むことができた。様々なエリアで多くのデータを収集することができたので、改善しなければならないポイントを特定してプッシュしていくことができるはずだ。現段階では満足できると思う」9番手:ダニエル・リカルド (ルノー)「DRSによって走行を早めに切り上げなければならず、望んでいたよりも短い一日だった。先立ってポジティブに感じていたし、午前中の作業には満足している。タイヤとクルマの挙動、フィーリングはいい感じだし、順調に進んでる。まだすべてに慣れているところだ。このクル...