2018年 F1ブラジルGPの予選が11月10日(土)にサンパウロのインテルラゴス・サーキットで行われた。セッション中にはタイムに影響するほどの雨がコース上に降る難しいコンディションの中、ルイス・ハミルトン(メルセデス)がコースレコードを更新する1分07秒281を記録して、今シーズン10回目、通算82回目となるポールポジションを獲得した。
2番手には0.093秒差でセバスチャン・ベッテル(フェラーリ)、3番手には0.160秒差でバルテリ・ボッタス(メルセデス)、4番手には0.175秒差でキミ・ライコネン(フェラーリ)が続いた。フェラーリの2台はソフトタイヤでレースをスタートする。レッドブルの2台は2チームからやや遅れた。1番手:ルイス・ハミルトン(メルセデス)「今日はかなりの僅差だったし、99%ではなく、100%が必要だった。自分のラップには本当に満足していたし、今日はポールポジションを獲得するためにチーム一丸となった素晴らしい仕事ができたと思う。一晩かけて多くの仕事をしなければならなかったし、チームは本当に頑張ってくれた。1周目から本当に満足だったし、良いスタートを切っていることがすぐにわかった。トラックの感触は良好だったし、グリップは素晴らしかった。これまで以上に良い感覚だった。素晴らしいサーキットだ。このようなサーキットはもう生まれないだろう。丘陵に富んでいて、かなり短く、非常にテクニカルで、全体的にとてもチャレンジングだ。時々雨が降っていたし、次のコーナーが滑りやすいかどうか本当にわかりにくかった。それは間違いなくトリッキーだったけど、僕たち全員がか2番手:セバスチャン・ベッテル(フェラーリ)「今日、計測台で起こったことははっきりしていると思うので、僕たちは予選についてだけ話すべきだと思っている。今日はいくつか良いラップが走れたし、タイヤマネジメントも本当に良かった。Q3での最後の走行でターン8で小さなミスをしてしまい、タイムと勢いを失ってしまった。もう少しプッシュしなければならないことはわかっていたし、うまくいくかどうかはわからなかった。最終的にうまくいかなかったけど、クルマの感触は本当に良かったので不満はない。明日はオプション(ソフト)でスタートすることはレースに役立つかもしれない。もちろん、雨が降らなければだけどね。グリップが少ないので蹴り出しでは不利であることは把握しているけど、ターン1まではとても短いし、様子を見てみるつもりだ。多くはスタートでの仕事を正しくこなせるかにかかっていると思う」3番手:バルテリ・ボッタス(メルセデス)「週末のペースがあれば、ポールポジションを争えると感じていたので、ルイスと僕の間にフェラーリが入って3番手で終えたのは少し残念だ。今日はポールを獲得できたと思う。Q3の2回目の走行でコンマ2秒以上縮めていたけど、ターン12で少しタイムを失ってしまった。僕はバックストレートに向かう最初のクルマだったのでトウがなかったし、フィニッシュラインへの上り坂でタイムを失ってしまった。でも、チームとして全体的に力強い予選だったし、ルイスにとってまた素晴らしいポールだった。二人ともベッテルよりも柔らかいタイヤでスタートするので、明日はスタートがかなり面白くなるだろう。僕たちにとってレースがどのような展開になるか見てみよう」4番手:キミ・ライコネン(フェラーリ)「今週末ここまでがいかに難しかったかを考えれば、今回の予選はベストなセッションだった。もちろん、結果は理想的ではないけど、僕たちは良い仕事をしたと思う。クルマには満足していたし、それは明日に向けてポジティブうなことだ。Q2ではコンディションがトリッキーだったし、雨のリスクもあったけど、僕たちはソフトタイヤでレースをスタートするためにあのコンパウンドで行くことに決めたし、それがうまくいった。僕たちはこれがベストな選択だと思っているけど、レースでは多くのことが起こり得るのでどうなるか見てみよう。最後のアテンプトではラップの前半はとても良かったけど、最数セクターで少し落ちてしまった。最終コーナーで取り戻そうとしたけど、ラップタイムを改善することはできなかった。上位勢のタイム差はとても小さいし、接戦だった。明日のレースはとても面白いものになるだろう」5番手:マックス・フェルスタッペン(レッドブル)「できる限りベストを尽くしての5番手だし、それについては満足すべぎだと思う。コンディションはちょっとトリッキーだったけど、ガレージのみんながうまく対応してくれて、良いパフォーマンスを発揮することができた。Q2ではソフトタイヤでタイムを出そうとしたけど、わずかに届かなかった。スーパーソフトでのスタートは大惨事というわけではないし、あまり心配はしていない。クルマのバランスは理想的ではなかったし、少しフロントのグリップが欠けていた。バランスがはまっていれば、フェラーリにチャレンジする小さなチャンスはあったかもしれないけど、ストレートでかなりのタイムを失っているときは常に難しい。クルマはレースに向けて良いセットアップに仕上がっていると確信している。明日は温かくなりそううだし、リアタイアに厳しくなるだろう。その方が僕たちに合っていると思うし、僕たちは良い状態にあると思う。ここはドライではいつも厳しレースになるので、雨が降れば、僕たちに有利に運ぶかもしれない」6番手:ダニエル・リカルド(レッドブル)「僕たちには良いクルマがあると思うし、ここでの予選でポールから0.5秒差だったのは過去にそこまで近づけて記憶はないし、ポジティブだと思う。それに僕たちがレースコンディションの方が良いことは昨日からわかっている。もちろん、ペナルティがあるので、僕は上位勢から少し外れた11番手からのスタートになるけど、素早く順位を上げて、上位争いに加わって楽しめることを願っている。雨はかなり素早く過ぎて行ったけど、Q2ではスーパーソフトタイヤを使わざるを得なかった。理想的には明日はソフトでスタートしたかったけど、幸いにもそれを成功させたのはフェラーリだけだったし、メルセデスは僕たちと同じ立場にいる。僕たちはスーパーソフトで優れたクルマがあるし、タイアマネジメントも良好なので、あまり大きな差は生じないと思う。それに戦略が入り乱れているので、順位を上げるには2ストップレースを強制して、状況をかき回すことになるかもしれない。去年に後方からのレースを経験しているし、このトラッ...