2018年のF1世界選手権 第17戦 日本GPのフリー走行が10月5日(金)に鈴鹿サーキットで行われた。F1日本GP 初日のトップタイムはルイス・ハミルトンの1分28秒217。2番手にも0.461秒差でバルテリ・ボッタスが続き、メルセデスが唯一の1分28秒をマークして1-2で初日のセッションを終えた。3番手には0.833秒差でセバスチャン・ベッテル(フェラーリ))、4番手にはマックス・フェルスタッペン(レッドブル)が1.040秒差で続いた。
1番手:ルイス・ハミルトン (メルセデス)「僕たちが鈴鹿に来るたびに、特にここ数年で、クルマはどんどん速くなっている。信じられないくらいにね。もうこのようなランオフの余地がほとんどなく、芝生に少しでも触れるとウォールにぶつかってしまうようなトラックは作られていない。鈴鹿は好きなトラックのひとつでなければならないし、好きなサーキットでないとしても、とてもクールなトラックだ。特に第1セクターと第2セクターは正気ではないし、最初のセクターはF1カーで感じたなかで一番のジェットコースターだ。バランスがかなり素晴らしかったし、とにかく楽しんだ。毎年戻ってくるたびに常に改善できるエリアがある。『今年は完全にやっつける必要のあるコーナーが2~3個ある』というような感じだったし、すぐにそれに取り掛かった。それらの特定のコーナーはこれまでよりははるかに良かった。とにかくこの状態を保って、作業を続けなければならない。チームと僕は今年のクルマを細かくチューニングするためにとてもうまく作業している。これまで以上にドライビングを愛している。クルマに乗っているときはとにかく最高の気分だし、本当に速い。僕が今やっているやる機会を与えてくれていることにとても感謝している。これが僕がいつもやりたいことだし、今日はとにかく感謝の気持ちでいっぱいだった」2番手:バルテリ・ボッタス (メルセデス)「鈴鹿はいつもとても楽しいし、ドライブするのが本当に楽しいトラックだ。クルマの感触もかなりいい。僕に関してはFP2よりもFP2の方が良かったけどね。僕たちが行った変更を調査し、適切なセットアップを見つける時間は一晩ある。でも、全体的にクルマの感触はすべてのセクターでかなりいい。いくつかバランスに問題があって、少しいアンダーステアに手こずったけどね。全体的に週末の良いスタート地点だけど、他と比較して僕たちがどの位置にいるかを言うのは難しい。予選は常にもっと激しいものになるので、出来る限りの改善を見つけるためにいつものように頑張っていくつもりだ。明日は天候が変わる可能性が高いし、日曜日もドライになるはずなので、金曜日がドライなのは全員にとって良いことだった。レースではさらに暖かくなりそうだし、違ってくるだろうけど、少なくともドライコンディションで十分に走行することができているので、明日がウエットになっても問題はない。このトラックはドライであってもミスをしやすい。1つの小さなミスで終わってしまうこともある。ウエットはその10倍難しい。鈴鹿はウエットで最もチャレンジングなトラックのひとつだ。特に雨が激しく降っているときや、水たまりがあるときははるかに予測しにくくなる。なので、明日の予選がウエットの場合はとても面白くなるはずだ」3番手:セバスチャン・ベッテル (フェラーリ)「僕たちにとってスムーズな金曜日だったと思うし、全体的に満足しているけど、まだ十分に速いわけではない。今日はクルマで試したものがあったし、良いフィーリングを与えてくれているように思う。明日それを継続できるか、そして、他にも何かを見つけられるかどうか見てみよう。今日はクルマがかなりスライドしていたし、それによってタイヤがダメージを負っていたけど、全体的に中断もなく、クリーンなセッションだったと思う。僕たちはパッケージから最大限を引き出そうとしているし、自分たちの仕事に集中し続けている。予選で速くする必要があるので、今夜は懸命に作業をしなければならない。もちろん、明日も他が今日のように強ければ、とても厳しいだろうけど、様子を見てみるつもりだ。明日は雨が状況をより面白いものにするかもしれないけど、今のところ、僕たちは自分たちの仕事を懸命に続けているし、どうなるか見てみよう。長い週末だし、今日はまだ金曜日だ。クルマにはまだもう少し搾り出せるものがあると確信している」4番手:マックス・フェルスタッペン (レッドブル)「今日はクルマのフィーリングに完全には満足できなかったので、明日にむけてやらなければならない作業がある。ショートランとロングランの両方の感触が理想的ではなかったし、順位表では近く見えたかもしれないけど、改善できることはわかっている。ダニエルとは異なるダウンフォースのスクなリアウイングで走行した。直線スピードとリアグリップとの間で妥協を見い出せれば、残りの週末でより強力なポジションに入れるだろう。鈴鹿でコーナーを攻めるにはグリップに自信を持っている必要がある。まだ金曜日だし、予選にむけて変更を加えて良いバランスを見つけるための時間はある。フェラーリに近づけると思うし、レースで挑戦できると思っているけど、現時点でメルセデスはあまりに前にいる」5番手:キミ・ライコネン (フェラーリ)「試したこと、エンジンの使い方という点でノーマルな金曜日だった。僕たちはクルマのベストなセットアップを得ることに集中しているし、セッション終盤には運転していて感触は良くなっていたけど、明日までにやれなければならない仕事があるのは確かだ。P3と予選が雨になるかどうかはわからない。天候が何をもたらすか見てみなければならない」6番手:ダニエル・リカルド (レッドブル)「かなり堅実な一日だったし、いくつか有望な兆しもある。軽い燃料での走行ではもっと良くなることができるけど、そこまで悪いとは思っていない。最速ラップではトラフィックに引っかかってセクター1が遅かったし、そこを改善できるのは確かだ。ストレートではまだ上位勢に対して少し失っている。同じダウンフォースで走っていたとしても、彼らの方がターン1までより多くのパワーがあるし、僕たちはすでに少し負けている。僕たちはコーナーで少し取り戻しているけど、明日がドライなれば、セクター1は僕たちにとって良くなると思う。ロングランはより一貫性があるし、それについては満足している。ここはオーバーテイクが簡単ではないので、予選が重要だ。明日は雨が降るかもしれない。でも、今日も雨が降ると言われていて降らなかったし、何を予想す...