2018年のF1世界選手権 第11戦 ドイツGPの決勝レースが7月22日(日)にホッケンハイムリンクで行われた。レース中の降雨が明暗を分けたF1ドイツGP。優勝はメルセデスのルイス・ハミルトン。ウェットまで至らなかった雨とセーフティカーのタイミングも味方し、14番グリッドから13ポジションをアップする大逆転劇で今季4勝目を挙げ、チャンピオンシップ首位に返り咲いた。
2位にもバルテリ・ボッタスが入り、メルセデスが母国レースで1-2フィニッシュを達成し、コンストラクターズ選手権でもフェラーリを抜いてトップに浮上した。優勝:ルイス・ハミルトン (メルセデス)「こんなレースは経験したことがない。グリッドについて、前のドライバーたちに追いつかなければならないことはわかっていた。それが僕の目標だった。第1スティントはとても長かったし、タイヤがもう耐えられなくなっていたので、雨が降り始める前にピットインしなければならなかった。雨がどんどん降ってきて、かなりトリッキーになっていったけど、ここまで来て、それを諦めることなどできいなかった。特にチームが僕たちと契約を延長して信頼を示してくれた週末にメルセデスのために1-2を達成できるなんて物凄いことだ。今日はこのような結果が達成できるなんて全く考えもしなかったけど、とにかくプッシュし続けて、信じ続けていた。レース前はいつものように祈っていたし、その祈りが答えてくれたように感じている。今週末はネガティブなことが多かったけど、雨が降ってきて、そのようなすべてのネガティブなことを一掃してくれたように感じてる。リアルドリームだ。今日のことはずっと忘れない」2位:バルテリ・ボッタス (メルセデス)「このレースで勝ちたかったけど、今はチームのためにとても嬉しく思っている。ドイツのメルセデスのホームレースでパーフェクトな結果だ。今日は勝利のために戦っていたし、レース終盤はかなりいい展開になり始めていた。でも、残念ながら、タイヤ寿命という点で理想的ではないタイミングでセーフティカーが入ったのはちょっと不運だった。そこでレースを失った。ルイスは見事なカムバックを果たしたし、物凄いレースをしていた。彼のベストのひとつかもしれない。最終的に彼の方がセーフティカーのタイミングが少しラッキーだった。リスタートでいいチャンスがあったし、ルイスと僕は素晴らしいフェアなバトルをした。でも、彼は前に留まった。見ていてかなりエキサイティングだったはずだ。2台の同じクルマがコース上で戦うんだからね。インターミディエイトタイヤには交換しないことを決断した。リスキーだったけど、チームは雨が長くは続かないと落ち着いていた。それはまさに正しい判断だったし、チームを信頼して良かった。僕たちはハードにプッシュを続けていく。僕の番が来ると確信している」3位:キミ・ライコネン (フェラーリ)「今日はかなり難しいレースだった。意外なことに、いくつかのコーナーではそれなりにグリップがあったし、逆にまったくないところもあった。特にターン2とターン6で雨を感じた。いつスローダウンするべきか、どこにグリップがあるかを伝えるのは難しい。もちろん、ブレーキングゾーンでは自分で決断しなければならないし、予想よりもウェットだった場合はやれることはほとんどない。簡単なことではないけど、最高を判断をしようとしていたし、僕たちは適切な判断ができたと思う。セーフティカーが入り前が最もトリッキーな瞬間だった。雨が強くなっているように感じたけど、どういうわけかそれなりのグリップがあったけど、突然、グリップが酷くなった。ある時点ではバックマーカーと危険な瞬間があって、残念ながら、2位を奪われてしまった。いろいろな意味で今日はもっと良い一日にできたかもしれないけど、受け入れなければならない。その状況を考えれば、最大限に生かせたと思う」4位:マックス・フェルスタッペン (レッドブル)「かなりカオスなレースだったので、4位フィニッシュは良い結果だったと思うし、クルマはレースを通して強かった。後半に天候が変化したことで決断が難しい日だった。最初に雨が降り始めたときにターン6で小さくスライドしたので、インターミディエイトに交換するためにピットに入ることに決めた。ピットを出てすぐにターン6に着いたら再び乾いていた。うまくいかないことがわかったし、できたかもしれないけど、残念ながら、雨は十分に続かなかった。このような決断がうまくいくときもあれば僕たちが今日経験したようにうまくいかないときもある。セーフティカーによって結果には影響がなかったけど、その時は試してみる価値があった。豪雨になるのがほんの少し遅すぎたし、もっと降っていたかもしれないけど、乾いたコンディションに合わせなければならなかった。僕たちはハンガリーで良い結果を出せる良い状態にあるはずだし、来週をすでに楽しみにしている」5位:ニコ・ヒュルケンベルグ (ルノー)「結果にはとても満足している。レース前半はそんなにエキサイティングではなかったけど、終盤はいい展開になって、そのあと雨が降ってきた。コース上に留まっているのは大変だったけど、僕はそのようなコンディションを楽しんでいたし、いくつか順位を上げていくことができた。チームにとって良いポイントだ。僕たちのシーズンのベストフィニッシュに並ぶものでもあるし、僕にとってはルノーとのベストフィニッスだ。もっとクレイジーなコンディションになったら嬉しかったけど、この結果を受け入れるつもりだ。僕たちは正しい決断を下した。僕たちは今日の5位に相応しい。僕たちはそのために懸命に頑張ってきたし、チームにとって嬉しい報酬だ。今日の僕たちは良い仕事をした」6位:ロマン・グロージャン (ハース)「とても楽しかった。良いレースの終わりだったね。もちろん、インターを履くというのは正しい選択ではなかった。路面は何らかの理由で急速に乾いていった。ちょっとした運、ギャンブルだったけど、スリックに戻してからのラスト数周は本当に楽しかった。とにかく限界までプッシュして攻めるだけだった。雨が降る前のポジションだったらかなり満足していただろうけど、もちろん、雨は降ってきてしまった。みんなに相応しい良い走りをしようと思っていたし、それを楽しんだ」7位:セルジオ・ペレス (フォース・インディア)「こんなにもクレイジーなレースでポイントを獲得できたんだから満足すべきだ。レース全体がとても忙しかったし、ず...
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