2017年 フォーミュラ1 第7戦 カナダGPの決勝が11日(日)、モントリオールのジル・ヴィルヌーヴ・サーキットで行わた。優勝はメルセデスのルイス・ハミルトン。ポールポジションのハミルトンは、スタートで首位をキープ。そこからトップを譲ることなくレースをコントロール。アイルトン・セナに並ぶ65回目のポールポジションを獲得した記念すべきレースを優勝で飾った。通算56勝目。
2位にはバルテリ・ボッタス(メルセデス)が続き、メルセデスが今シーズン初の1-2フィニッシュを達成。コンストラクターズ選手権首位に浮上した。3位表彰台にはダニエル・リカルド(レッドブル)が入った。フェラーリ勢は2ストップ戦略を試みるも、表彰台には届かず、セバスチャン・ベッテルが4位、キミ・ライコネンが7位。フォース・インディアはダブル入賞を果たすもセルジオ・ペレスがチームオーダーを無視。遺恨を残すレースとなった。母国グランプリとなるランス・ストロール(ウィリアムズ)が9位入賞を果たし、F1初ポイントを獲得した。優勝:ルイス・ハミルトン (メルセデス)「本当に素晴らしい週末だった。これ以上の幸せな内容はないし、この結果にとても感謝している。僕たちはモナコの後は頭を悩ませていたけど、団結して、この結果を成し遂げることができた。クルマの理解をより深めてここに来たし、フェラーリに本格的な一撃を与えた。バルテリも素晴らしい仕事をしたし、一緒に僕たちの初めての1-2フィニッシュを成し遂げた。僕たちは大量のポイントを獲得したし、僕達に相応しい結果だ。10年前にここで初ポールと初優勝をしたなんて信じられない。実際、展開として2007年を思い出させるレースだった。ここは長いレースだ。一人で走っているときは特にね。でも、クルマが仕上がっているのはわかっていたし、パーフェクトだった」2位:バルテリ・ボッタス (メルセデス)「今週末のようなカタチで立ち直れたのは僕たちチームにとってとても嬉しいことだ。仕事や改善の仕方など、ここ2週間のチームの反応は本当に印象的だった。こんなに勝つこと、そして、トップに返り咲くことにこだわる人たちのグループは見たことがない。だから、今日1-2フィニッシュを達成できてとても良かった。アグレッシブにせめて、スタートでフェラーリの前に出るためにベストを尽くしたし、それはうまくいったけど、ちょっとロックアップしてしまい、第1スティントが妥協を強いられてしまった。レッドブルとフォース・インディアの後ろでタイムを失ってしまったので、ピットストップで第2スティントをソフトで行くことにしたけど、あまりペースが上がらなかった。でも、完走して多くのポイントをもたらすことができた」3位:ダニエル・リカルド (レッドブル)「今日はタフなレースだった。ソフトタイヤに交換したときは最後まで走り切るには良い行為だと思っていた。ちょっとの間(セルジオ)ペレスについてこられたけど、数周で引き離すことができた。彼は苦しんでいるように見えたけど、ただ一息ついていただけかもしれない。そのあと2度目の攻撃を仕掛けてきた。ミスをする余裕はまったくなかったし、特に最終セクターではDRS圏内に入られていたので、彼を抑えるために必死で走らなければならなかった。ミスをしないという点では完璧に近くなければならなかったけど、グリップが低く、風も激しかったので簡単ではなかった。まったく簡単な3位ではなかったし、チェッカーフラッグを見たときは『よし、やっと一息つける』という感じだった。シューイをもうやるつもりはまったくなかったけど、観客が合唱していたし、パトリック(スチュワート)卿がやりたがっていたので『よし、ここでやってもいいか』と思ったんだ。かなりいい感じだったと思うよ」4位:セバスチャン・ベッテル (フェラーリ)「スタートがは特に良くはなかったけど、悪くもなかった。クルマは良かったし、今日は明らかに4位以上が可能だったと思う。でも、それが僕たちがフィニッシュした位置で、終わったことは終わったことだ。全体的に僕たちに強いクルマがあることはわかっていた。スタートを振り返れば、マックスが来たときに、ボッタスと僕はインサイドを抜けようとしていた。でも、あのようなことは起こり得ることだ。その後、セーフティカーが入ったけど、僕はフロントウイングのダメージが実際にそれほど酷いとは理解していなかった。フルスピードで走ってようやくわかった。ボディワークの他のパーツにもダメージが及んでいたし、ラップタイムがどれくらい犠牲になったかは言い難いけど、クルマは過去2日間に走らせたものには感じられなかった。それでもペースはあった。あと数周あれば表彰台でフィニッシュできたかもしれない。ここのトロフィはカッコいいよね・・・それが僕の目標だったけど、叶わなかった。でも、僕たちはチームとして成長している」5位:セルジオ・ペレス (フォース・インディア)「とても激しい午後だったので5位を獲得できて嬉しい。ほぼレース全体でダニエルの真後ろのDRS圏内を走っていたし、オーバーテイクできる機会を待っていた。彼が特定のエリアで苦労していたのがわかったし、僕たちは周回遅れのトラフィクに差し掛かっていたので、僕は彼をオーバーテイクするチャンスに値すると思っていた。それはレースのほぼ半分で僕の後ろにいたエステバンにとっても同じ状況だった。でも、彼が本当に僕に近づけたのは、僕たちがエリクソンを周回遅れにした最終ラップだけだった。エステバンの方がタイヤライフがいいのはわかっていた。エンジニアが僕に状況を認識させていたからね。僕はチームの要求にシンプルにレースをさせてくれるよう答えた。チームは公平だったし、僕の見解を尊重してくれたと思う。常にチームが第一だ。僕たちは懸命にレースをしているけど、フェアだ。僕は常にベストを尽くしているし、今回のレースで多くのポイントを獲得できたことをとても嬉しく思っている」6位:エステバン・オコン (フォース・インディア)「今日はチームとして本当に重要なポイントを獲得したけど、結果にはちょっとフラストレーションを感じている。表彰台は可能だったと感じているからね。これがレースというものだし、ポジティブな点に目を向けなければならない。僕たちにはフェラーリやレッドブルと戦える素晴らしいクルマがあったし、それはかなり印象的だった。僕たちがこのレベルで戦えるのは最後ではないと確信しているし、素晴らしい気分だった。本当に楽しいレースだ...
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