4日間にわたる2015年最初のF1公式テスト4日目。キミ・ライコネン(フェラーリ)がトップタイムを記録した。最終日はフェラーリ、ザウバー、メルセデスが100周を超えるラップを走破。トロ・ロッソも97周を走行しており、信頼性という点でいい形でヘレステストを締めくくった。マクラーレン・ホンダは、1分27秒660を記録するも、35周の走行に留まった。
ルイス・ハミルトン (メルセデス)「このマシンの信頼性や自分たちが走破したマイレージを考えると本当にものすごい一週間だった。現場にいるチームもファクトリーのみんなも本当に熱心に力を注いでくれているし、それを見ているのは最高だ。全員が昨年の経験をもう一度味わいたいと思っている。速いタイムを求めるのではなく、できるだけ多くのラップを走ることが僕たちが示したかったことだ。その点から言えば本当にポジティブだし、毎日走るたびにマシンについて学んでいるので、日に日に良くなっている。プレシーズンを通して誰もがアップグレードを持ち込み続けるだろう。だから、今年のマシンは開発が続けられるし、改良もされる。最初のレースまでに多くのものが投入されるはずだ。マシンのパフォーマンスについてはまだ何も話せない。だけど、昨年のマシンより悪いというはない。それは良い兆候だ。準備できている。今日の117周もわりと楽勝だったので、もうすでにバルセロナでマシンに戻るのが本当に楽しみだ」ダニール・クビアト (レッドブル)「午前中はトラブルがあったけど乗り越えられたし、午後はクリーンな走行ができたので、今日は多くの周回を重ねられて本当に満足している。全体として非常に生産的な一日だったと思うし、ポジティブなことがたくさんあったと思う。自分たちのポジションはわかっているはずだし、バルセロナの次のテストに望むポジションもわかっている。今週は良い進歩を遂げられたし、さらに前進できることを願っている」フェリペ・マッサ (ウィリアムズ)「問題のない1日だったし、FW37は今日も信頼性の高さを示したと思う。この4日間ともマシンは一貫していたし、良い進歩を遂げられた。いくつか特定のエリアに作業が必要だということもわかったので、トラックを走るたびに改善していけるようにしていきたい。バルセロナで続くテストでは地に足をつけてこのマシンをもっと速くできるように集中していく」キミ・ライコネン (フェラーリ)「冬を通してしっかりと前進しているし、このマシンは間違いなく2014年のマシンから改良されている。パッケージ全体が進歩している。でも、まだやるべきことはたくさんある。他の人たちとは比べていない。僕たちは他の人が何をしているか気にすることなく、自分たちの仕事に集中している。タイムはそれほど重要ではい。大事なのは深刻なトラブルを抱えることなく多くの周回を重ねられるようにすることだ。今日のコンディションは風が強く吹いていて簡単ではなかったけど、それは誰にとっても同じことだ。開発作業をスタートさせる上で良いベースはあると思っている」 マックス・フェルスタッペン (トロ・ロッソ)「走行2日目はうまくいった。かなり多くのラップを走れたし、スピードに関しても文句はない。今回の4日間で一番重要なのはマシンが基本的な信頼性を備えていることなので、トラックで多くの時間を過ごせてよかった。それは僕の体力的にも重要だった。間違いなく冬のトレーニングが成果を挙げた思う」 ロマン・グロージャン (ロータス)「E23ハイブリッドの第一印象はいいね。パワーユニットもシャシーも正しい方向に進んでいる。今日は50周以上走れたし、正直に言ってどのラップも走っていて本当に楽しかった。昨年のこの時期を思い出せば、チームは本当に素晴らしい進歩を遂げている。とても良いスタートだし、僕は幸せなドライバーだ」マーカス・エリクソン (ザウバー)「今日も100周以上を走れたし、僕たちにとって良い一日だった。チーム全体にとって初めてのテスト週末は最高だったと思う。懸命に取り組んでくれたみんなに感謝したい。良い情報をたくさん集められた。僕は初日と最終日にドライブしたけど、その間にかなり進歩したのが明らかだったし、興味深かった。フェリペ(ナッサー)とチームが良い仕事をしてくれたので、僕がマシンに戻ったときにはすぐにその進歩を感じられたし、それは本当に励みになる。良いベースはあると思っている」 関連:F1ヘレステスト 最終日:キミ・ライコネンがトップタイム
全文を読む