元F1ドライバーのペドロ・デ・ラ・ロサは、来年マクラーレンに移籍するカルロス・サインツは、レッドブルのマックス・フェルスタッペンと同レベルの実力を持っていると確信しており、マクラーレンでの新しいキャリアでチームをリードしていくと考えている。レッドブルで育ったカルロス・サインツだが、昨年末にルノーへとローン移籍。今年はルノーへの完全移籍を目指していたが、ダニエル・リカルドの電撃移籍によって実現せず。レッドブルへの復帰も叶わなかったサインツは、マクラーレンからのオファーを受け入れた。
カルロス・サインツのマクラーレン移籍は正しい動きだと思うかと質問されたペドロ・デ・ラ・ロサは「見てみよう。マクラーレンがどん底にいるという意味ではかなり楽観的だ。だが、人々が言っていることに関わらず、まだ素晴らしいチームだ」と El Confidencial にコメント。「おそらく来年に表彰台を争うことはないだろう。だが、今年よりは競争力をつけてくると思う。正直、マクラーレン史上で最悪の状態だと思っているが、現実的にならなければならない。来年、彼らがグリッドの後方から表彰台候補に変貌する可能性はかなり低い。F1ではそういったことは起こらない」「マクラーレンは再建の時期を迎えているし、チームは再び立ち上がると確信している。だが、ルノーがどれだけ彼らを助けられるものを提供できるかにもよる」同じスペイン出身のフェルナンド・アロンソの後任としてマクラーレンのドライバーを務めるカルロス・サインツについては「カルロスはトップドライバーであり、私にとって彼がフェルスタッペンや(ニコ)ヒュルケンベルグと同じレベルにいて、他の多くのドライバーよりも速いことは非常に明らかだ。それが彼のレベルを示している」「彼がワールドチャンピオンになれる逸材であることは間違いない。次のアロンソ? 比較するのは不愉快なことだ。フェルナンドは史上最高のドライバーの一人だ。15年以内に我々は彼らを比較できる位置に立てるだろう。今ではない」