ジェンソン・バトンは、昨年の冬にフェラーリが遂げた進歩こそが、ホンダが2016年F1シーズンの開幕前に達成できることの証拠であると感じている。フェラーリは、新たに1.6リッター V6ターボ・パワーユニットが導入された2014年に2度の表彰台フィニッシュのみと低迷した。しかし、今年はセバスチャン・ベッテルが3勝を挙げ、前年のほぼ2倍のポイントを獲得。メルセデスに最も近いチャレンジャーとなった。
今年F1に復帰したホンダのエンジンは、信頼性とエンジンパワー不足を露呈した。しかし、ジェンソン・バトンは、少なくともフェラーリが昨年前進できることを証明したと感じている。今年のランキングを16位で終えたジェンソン・バトンは「彼ら(フェラーリ)がペースを得ていくのを目にするのは素晴らしいことだった」とコメント。「彼らは冬の間に100馬力を見い出したという噂を聞いた。それが事実かどうかはわからないけどね」「でも、たとえ彼らが何を見つけたとしても、それは大きなものだったし、彼らは何度もメルセデスと戦っていた。それを目にするのは良いことだった」「もちろん、僕たちがそれを達成したいなら、さらに大きなステップを果たす必要があるけど、冬の間にそれができるかもしれない」シーズンを通して、日本文化とホンダの規律立てた作業方法が、マクラーレンの障害になっていると囁かれてきた。しかし、ジェンソン・バトンは、マクラーレン・ホンダには運営上の困難な面があるというその見方と退けた。「両側に常に問題があると思うけど、全てを非難されるのがホンダだとは思わない。まったくそんなことは考えていない」「今年、僕たちには多くの問題があった。僕たちは出来る限り早くそれらを解決しなければならなかった。来シーズンはそう遠くないからね」「僕たちにとって、長く厳しい冬になるだろうけど、多くのことが得られる刺激的な冬でもあるだろう」
全文を読む