ブリヂストンが、F1日本GPの展望を語った。2010年F1世界選手権第16戦日本GPが10月8日〜10日に開催される。ブリヂストンは、鈴鹿サーキットで開催される栄えある母国GPでハード、ソフト両コンパウンドを使用する。チャンピオン争いの決着も間近に迫る中、全長5.8kmにわたり様々なコーナーが混在する鈴鹿サーキットでブリヂストンタイヤの性能を十分に引き出すことが好結果につながるだろう。
安川ひろし (ブリヂストンモータースポーツ推進室長)「私たちの母国日本のマーケットでF1がブリヂストンとともに走る最後の日本GPを迎えることになります。私たちにとって最後の鈴鹿で、多くのプロモーション活動が見られると期待しています。鈴鹿は、日本のモーターレースの歴史にとって非常に重要な素晴らしいモータースポーツ・サーキットです。F1カレンダーの中でも最もチャレンジングなサーキットの一つである鈴鹿でのレースを楽しみにしています。また日本のF1ファンの方々大勢がサーキットを訪れて熱戦を楽しんでくださるよう、そして世界各地で数百万のファンの方々がこのレースを楽しんでくださるよう、期待しています」 浜島裕英 (ブリヂストンMS・MCタイヤ開発本部フェロー)「鈴鹿は素晴らしいサーキットであり、ドライバーとタイヤエンジニアのいずれにとってもチャレンジングなコースです。昨年コース東側の改修が行われて路面が新しくなりましたが、この路面と西側の古い路面ではグリップレベルが違うことがわかりました。8の字型のこのコースではクルマのあらゆるハンドリング特性が試され、4本のタイヤ全てに大きなストレスがかかります。鈴鹿では、タイヤから大きなトラクションとグリップを引き出すと同時に、素早く向きを変えられるセットアップが必要になります。このサーキットは、ブリヂストンF1タイヤの『生みの親』でもあります。私たちはこのコースで14年前に初めてF1用タイヤのテストを実施し、それ以後開発を進めてきました。ですから、私たちにとってF1参戦最後の年の最後の鈴鹿でのレースはとりわけ感慨深いものなのです」