元トロロッソ・ホンダのF1ドライバーであるブレンドン・ハートレーが、ドラゴンレーシングと契約して2019/20シーズンのフォーミュラEに参戦することが発表された。現在、ブレンドン・ハートレーは、フェラーリF1チームのシミュレータードライバーを務めるとともに、フェルナンド・アロンソの後任としてトヨタからFIA 世界耐久選手権に参戦することが決定している。
ポルシェのファクトリードライバーでもあるブレンドン・ハートレーは、今季からフォーミュラEにフル参戦するポルシェのドライバー候補に挙げられていたが、チームはアンドレ・ロッテラーの起用を発表していた。ブレンドン・ハートレーは、フォーミュラEという新たな冒険を楽しみにしていると語る。「ドラゴンレーシングと一緒にフォーミュラEで新しいチャレンジに挑むことを嬉しく思う」とブレンドン・ハートレーはコメント。「フォーミュラEは、これまでのレースシリーズとはまったく異なるが、多くのカテゴリーでのエネルギーマネジメントの経験が報われ、ルーキーとして有利なスタートを切れることを期待している」「僕はずっとストリートトラックのファンであり、フォーミュラは僕が見てきたなかでも最もワイルドなトラックがいくつかある。世界で最高のドライバーとメーカーがいることも、フォーミュラEをエキサイティングな場所にしている」「すでにドラゴンチームの大部分の人たちとの仕事を開始しており、今後のシーズンでいくつかの良い成功を一緒に共有できると強く感じている」ブレンドン・ハートレーは、フォーミュラEと並行してWECに参戦する忙しい12か月を過ごすことになるが、来年2つのイベントの日程が衝突しており、そのようにそこに対応するかは現時点では明らかになっていない。また、チームメイトもまだ明らかになっていないが、チームでテストをしたジョーダン・キングが候補に挙げられている。ドラゴンレーシングのチームオーナーであるジェイ・ペンスキーは「ABB FIAフォーミュラE選手権のシーズン6で、ジェイ・ペンスキーが2つのエントリーのうちのひとつのパイロットを務めてくれることを非常に嬉しく思う」とコメント。「ブレンドンは本物のレーサーだ。経験、知性、レースクラフトのユニークな組み合わせにより、新しいPenske EV-4パワートレインの可能性を最大限に引き出すことができる」「最も重要なことは、彼は我々のハングリー精神を共有していることだ。今シーズン、主要メーカーの信じられないほどのフィールドに戦いを挑むことが我々の決意だ」