アストンマーティンF1は、エイドリアン・ニューウェイだけでなく、マックス・フェルスタッペンも獲得しよとしているとAutosprintが報じている。エイドリアン・ニューウェイがレッドブルを離れ、F1での次の移籍先としてアストンマーティンを選んだとの噂に続き、Autosprintは、チームオーナーのローレンス・ストロールがマックス・フェルスタッペンとも交渉中であると主張している。
ローレンス・ストロールがマックス・フェルスタッペンと「交渉中」?Autosprintは、エイドリアン・ニューウェイがレッドブルから完全に離脱し、来年アストンマーティンに加わると主張した。ニューウェイはレッドブルの最高技術責任者としての任期を終える間、ソフトなガーデニング休暇を取っている。報道によると、エイドリアン・ニューウェイは億万長者のチームオーナー、ローレンス・ストロールからの巨額のオファーに影響されたようだ。このオファーにより、ニューウェイは近年大幅な投資とインフラ・設備の改善が行われたチームで英国で働き続けることができるようになる。Autosprintは、エイドリアン・ニューウェイがアストンマーティンに移籍することが9月初旬に発表されるだろうと主張しているが、その主張はそれだけに留まらない。同レポートではまた、ローレンス・ストロールがマックス・フェルスタッペンをニューウェイに続いて自身のチームに加入させるつもりであり、両者の間では2026年を見据えた交渉がすでに始まっているとも主張している。マックス・フェルスタッペンはレッドブルと2028年まで契約を結んでいるが、今年は他チームへの移籍を狙っているとの憶測が飛び交っており、メルセデスのトト・ヴォルフは、7度のF1ワールドチャンピオンに輝いたルイス・ハミルトンがフェラーリに移籍する際の後任としてフェルスタッペンを優先すると明言している。しかし、マックス・フェルスタッペンが望むのはメルセデスではないとしたら、アストンマーティンになるだろうか? 確かに、そのような交渉が行われているなら、フェルスタッペンがタイトルを獲得したレッドブルの設計を監督したニューウェイのサービスを確保することは、ストロールにとって大きな切り札となるだろうが、彼はまた、元レッドブルの空力責任者であるダン・ファローズ、そしてもちろんホンダとの再会となるだろう。現在のエンジン凍結が導入されたちょうど2021年にF1のベンチマークとなったエンジンを持つホンダは、2025年以降レッドブルのチームを離れ、アストンマーティンとの独占供給契約に切り替える。フェルスタッペンはホンダと密接な関係を築いており、レッドブルが新レギュレーションサイクルに向けて着手したレッドブル・パワートレインズ・プロジェクトの未証明の可能性よりも、ホンダのエンジンでレースを続けるという提案の方が魅力的に感じるかもしれない。ランス・ストロールはマックス・フェルスタッペンのためにWECプログラムに移籍するのか?Autosprintは、これらの交渉は、1995年以降にベネトンとフェラーリの間で起こった変化に似ていると主張している。当時、ミハエル・シューマッハ、ロス・ブラウン、ロリー・バーンの3人が世界チャンピオンチームを離れ、マラネロに移籍した。もし報道のいずれかが正確だと判明した場合、現在のドライバーであるフェルナンド・アロンソとランス・ストロールに何が起こるのかが大きな疑問となる。ストロールはアストンマーティンWECプログラムに移り、ニューウェイをデザイナーとしてレッドブルとアストンマーティンが共同で製作したマシンであるヴァルキリーを運転することになるかもしれないという説がある。