スクーデリア・アルファタウリの新F1チーム代表に就任するローラン・メキースは、フェラーリのガーデニング休暇のおかげで、シーズン途中でその役割を担うという「激しさ」から救われたと語る。メキースは、間もなく改名されるファエンツァのチームに1月1日に正式に加わる予定だ。前チーム代表のフランツ・トストが引退に向かう中、彼はピーター・バイエルCEOと2人体制で働くことになる。
元フェラーリのスポーティングディレクターであるメキースは、今月末までマラネロの従業員として残るが、ガーデニング休暇中で夏休み以降は働いていない。メキースは、ミナルディやトロロッソ時代にエンジニアとして働いていたチームに復帰する前に自分の考えをまとめることができたので、この休暇は実際に有益だったと信じている。「最初のころは、何カ月も待たなければならないことに気づいたとき、ちょっとフラストレーションが溜まった」とメキースは日曜日のオートスポーツ・アワードで語った。「というのも、すぐにでも飛びつきたかったし、自分がどう貢献し、サポートできるかを考えたかったからだ」「でも、実際のところ、仕事からすぐに別の仕事に就いたとしたら、レースカレンダーの激しさや日々の決断に、すぐに心を奪われてしまうだろう」「だから、一歩下がって全体像を見て、多くのことをどのようにしたいかを考える機会を得られたのは、実際には非常に幸運だった。そこには素晴らしい人材がいると見つけることができたことが重要だった」「それが今の私たちのスポーツなんだ。人と人、人と人。それこそが、私が再び始めたいと楽しみに思っていることだ」「素晴らしいレーシングファミリーから生まれ、また別の素晴らしいレーシングファミリーのもとに行くことができて、とてもとても幸運だ。とても感謝している」退任するトストはアブダビで、18年間率いてきたチームが良好な状態にあると確信していると語った。「まず第一に、ピーターは6月から我々と一緒にいるが、我々は非常に緊密に協力していると思う」とトストは語った。 「彼は今ではチームのことをよりよく理解しており、多くの経験を積んでいる。彼はF1を知っています」「そして、ローラン・メキースは僕たちと一緒に働いていて、チームのことを昔からよく知っている。この2人がチームを引き継ぐのに絶対に適任だと思う」「そして、二人とも豊富な経験を持っているので、チームを新たなレベルに引き上げてくれることを期待している。二人ともF1をよく知っており、とても良い仕事をしてくれると確信している」