スクーデリア・アルファタウリのチーフレースエンジニアを務めるジョナサン・エドルズが、F1バルセロナテスト2日目のプログラムを振り返った。テスト2日目は、ピエール・ガスリーが走行を担当。個人最多となる147周を走行し、トップのフェラーリから0.229秒差の2番手でセッションを終えた。
「ピエールがAT03のハンドルを握り、今日も無事テストを完了することができた」とジョンサン・エドルズはコメント。「今日はマッピングの特徴を把握するため、最初にエアロレーキ(空力計測装置)を着けて走行した。その後はセットアップに関する作業に取り掛かり、様々な方向性を模索していった。マシンの基本的なセッティングはもう出来上がっていたが、より大きな変更を施すことでより多くのことを学ぶことができた」「昼の休憩時間の間に風が強くなり、タイムが出にくい状態となった。より硬いC1タイヤを履いて走行した場合、午前中よりもグリップとマシンバランスは困難となった。しかし、セットアップのチューニングで改善を施し、柔らかいタイヤに履き替えた最後の1時間では、ピエールは基本的にマシンに満足していたようだ」「今季からは、ホイールが我々が慣れ親しんできた13インチのモノよりも遥かに大きく重くなっているため、この日の最後は重要なピットストップの練習で締めくくった」「いくつかの小さな問題を除けば、マシンは信頼性を維持し、それによりチームもパフォーマンスに集中することができた。開幕戦までにやることはまだたくさん残っているが、順調に進んでいると思うし、明日は午後のウエット走行も含め、さらなるアイテムのチェックを楽しみにしている」ピエール・ガスリーは「サーキットに戻ってくることができて非常に興奮している」とコメント。「マシンがどういった動きをするのか少しずつ把握できてきたし、今の所かなり順調だ。ガレージから出た瞬間からマシンに対する自信を感じることができ、自分の思い通りの反応をしてくれた。当然やるべきことはまだたくさんあるけど、楽しい1年のスタートを切ることができた」「個人的にはマシンを運転している時の感触と、改善点に対して自分自身が何をする必要があるのか、に焦点を当てていた。実はセットアップに関して試してみたいアイデアがあり、秘めたるパフォーマンスをもっと引き出すことができると確信しているので、明日はさらに違った方向性を模索していきたいと思う」「まだまだ分からないことがたくさんあるので、今夜エンジニアたちと全て復習し、明日に全力を注ぎたいと思う」
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