スクーデリア・アルファタウリのF1チーム代表を務めるフランツ・トストは、F1ドライバーは“数十億円”も稼ぐべきではないと語る。昨年、フランツ・トストがF1ドライバーのサラリーキャップへのサポートした表明した際、F1の最高給取りであるルイス・ハミルトンは「フランツ・トストって誰?」と皮肉っていた。
その件とルイス・ハミルトンの発言について質問されたフランツ・トストは「あれは正当な疑問だった」と n-tv コメント。「我々はお互いに何の関係もないからね。それについて笑うことができるし、面白いエピソードだったと思う。それ以上でもそれ以下でもない」フランツ・トストは、今でもF1ドライバーのサラリーキャップのアイデアを非常に支持していると語る。「マシン、チーム、エンジンのコスト制限がある。なぜドライバーのために無限の金額を利用できるだろうか?」とフランツ・トストは疑問を呈した。「ドライバーも何かしらのものを得るべきだし、それはかなり論理的ことだ。しかし、何百万ドルもの金額について議論が行われるべきではない」「さもなければ、私なら彼らに選べと言うだろう。競争力を高めるためにマシンにお金を費やすか、あるいはドライバーがその金を受け取って走り回るか、そのどちらかをね」「本当のレーシングドライバーならクルマに金を注ぎ込んで欲しいと思うはずだ」また、フランツ・トストは、ルイス・ハミルトンが2021年の世界選手権に敗れることを望んでいると認める。「マックス・フェルスタッペンが勝つことを願っている」とフランツ・トストは語る。「主要なグループで戦いがあることが重要だ。何よりも最悪のことは、メルセデスが支配を続けることだ」