フェルナンド・アロンソは、F1レースのスチュワードに対して「僕はスペイン人だ」と繰り返し主張したが、その言葉とは裏腹に、オーストリアのスプリントレースで22周目に起きたニコ・ヒュルケンベルグとの接触事故では、ヒュルケンベルグにペナルティが科せられた。土曜日にレッドブルリンクで14位を争っていたヒュルケンベルグは、アロンソからポジションを奪うために大胆に仕掛けたをが、アロンソをコース外に押し出してしまった。
ダニエル・リカルドも抜け出し、2つのポジションを失ったアロンソは、自分の考えをはっきりさせた。「特に言うことはない。残り2周で16位を争っているところだった」とアロンソはF1公式サイトのインタビューでコメント。「おそらくギリギリのラインだった。コーナーでターンインしていたら、クラッシュしていただろうね」「でも僕はスペイン人だ。今週末はスプリントレースだし、トラブルに巻き込まれたくないね」このアロンソの「僕はスペイン人だ」という発言は、マイアミGPのスプリントペナルティに関連している。土曜日のレースで争った、ルイス・ハミルトンがペナルティを免れた後、F1スチュワードがスペイン人ドライバーに対して偏見を持っていると非難した。ニコ・ヒュルケンベルグはフェルナンド・アロンソとの接触によりペナルティを科されたニコ・ヒュルケンベルグは、10秒のタイムペナルティを科され、公式順位では19位まで順位を下げ、さらに2ポイントのペナルティも科された。スチュワードは「27号車のドライバーは、14号車に3コーナーで追い越しを試みたが、ロックアップを起こしてコーナーのエイペックスを外した」と説明。「マシンはコースの端までアンダーステアになり、その結果、14号車はターンインできず、他のドライバーはコースアウトした」ペナルティポイントは、12か月間の累積で12ポイントに達したドライバーは自動的に1レース出場停止となるが、まだヒュルケンベルグのスーパーライセンスには2ポイントしか加点されていない。