トロロッソ・ホンダのアレクサンダー・アルボンは、F1ドイツGPのレース終盤のルイス・ハミルトンのバトルでタイムを失うことがなければ、さらに強力な結果を残せたはずだと語る。ライバルがドライタイヤに交換した際、アレクサンダー・アルボンはステイアウトすることを選択してルイス・ハミルトンの真後ろの4番手に順位を上げた。
しかし、ルイス・ハミルトンとバトルをしている最中にフレッシュなタイヤに交換したカルロス・サインツに抜かれてしまう。アレクサンダー・アルボンは、故意にポジションを維持することを避けたかったと語る。「僕たちはトップ5を走行していたし、ペースはあると思っていた。前のドライバーに負けていなかったし、後ろのドライバーは後退していた。展開にはとても満足していたし、レースの4分の3は僕たちがフィニッシュした位置にいたと思う」「残念ながら、リスタートがあった。僕はルイスを捕えていた。最も好ましくないと思っていたことだった。彼をオーバーテイクしたくはなかった。でも、そのポジションにいることを余儀なくされたので、試みなければならなかった。僕たちは少し順位を失った。スリックタイヤのドライバーたちはかなりアンダーカットを成功させた」「彼らが出てきたときにはすでに僕たちの5秒前にいた。僕たちがドライタイヤに交換しなかったという事実の方が大きいけどね。僕たちは他がピットインしたときにステイアウトした。誰も責めるつもりはない。後方のドライバーは彼らがリスクを冒していることをわかっていたし、それがうまくいった」カルロス・サインツに順位を奪われたアレクサンダー・アルボンだが、それでも自己ベストとなる6位でフィニッシュ。チームメイトのダニール・クビアトはトロロッソに11年ぶり2度目の表彰台をもたらしている。「昨日は雨で波乱の展開になることを求めていたし、実際にそうなった。自分自身に本当に満足しているし、チームにも満足している」「チームは信じられないような仕事をした。2台のクルマの全ての判断が正しかった」ルイス・ハミルトンがスピンを喫して最後尾まで後退した後、アレクサンダー・アルボンはピエール・ガスリーとバトルを展開。ガスリーは残り2周でアルボンに接触してリタイアを喫した。「彼はヘアピンの立ち上がりでいい走りをしていたし、僕は守りにいった。不運なことのひとつだった。僕はそれ以上は行きたくなかった。でも、接近スピードがかなり高く、僕たち二人は接触した。ビデオを見ていないので、それが僕の今の感覚だ。あとで見てみるよ」