角田裕毅は、2025年F1ラスベガスGPの水曜メディアインタビューで、2026年の去就が依然として未定である現状について「まだ決定が下っていない」と語り、残り3戦もこれまで通り自分のベストを尽くす姿勢を示した。また、今年のシーズンを「キャリアで最もチャレンジング」と振り返り、レッドブル移籍を「後悔していない」と断言。チームメートのタイトル争いを支える立場として、責任感と学びの多かった一年を明かした。
さらに角田裕毅は、2026年のプランについては「考えていない」とし、マネージャーとチームに委ねていると説明。一方でアニメの好みや「次にクレイジーなレースをするなら東京」といった柔らかい話題にも率直に答え、シリアスな競技面とファンに親しみやすい素顔の両面を垣間見せた。Q 来年のシートのために残り3戦をどう戦う?僕が分かっているのは「まだ決定が下っていない」ということです。なので今まで同様、自分のできることをやる努力をするだけです。僕がコントロールできることではないので、毎レース楽しんでいつも通り自分のベストを尽くします。Q チームではなく自分としては今後どうしたい?将来のことを考えても意味はないので、力を尽くしてできる限りポイントを取りたいです。ブラジルでは7位か8位にはなれたはずで、その前のメキシコもそうでした。前回はロロコトゥィングが原因でしたし、他にも自分ではコントロールできないことが原因でその結果になりました。いいニュースとは楽にポイントが取れるだけの速さがあるということです。それが最も重要なことなので、すべてをまとめて残り3戦もいつも通り戦います。Q 2026年のプランAとプランBはある?ありません。まだ2026年のことは考えていませんし、マネージャーとチームに任せています。僕がここにいる目的は、ドライビングと素晴らしい環境を楽しむこと。そしてチームのために全力を尽くして自分のパフォーマンスを発揮することです。将来的にはレッドブル陣営が決定するので、その中で僕のパフォーマンスと結果が役立つとは思います。Q 2025年シーズンは今までと何が違う?今年は僕のキャリアの中でも最もチャレンジングなシーズンです。これまでも数年も大変でしたが、現役最高のドライバーのチームメートとして、そしてチャンピオンの一員として戦う重圧には間違いなく今までとは違います。それに(チームの中での)ポジションも違います。この数年、特に去年の終盤はリーダーとして開発を助けるためにアイディアを出しました。それで今シーズンのレーシングブルズはいい方向に向かっていますし、連続でQ3に進むなどいいレースをしています。今年はシーズン中にレッドブルに移籍して色々と学ばなければなりませんでしたし、同僚がタイトル争いをしているので出来る限り手助けして、コンストラクターズ争いの役にも立たなければなりません。レッドブルに移籍して後悔しているかと聞く人もいますが後悔していません。今みたいな状況になることが分かっていたとしてもレッドブルに移籍していました。減多といえばチャンスですし、この挑戦はより良い人間、より良いドライバーになるために正しい方向だと思います。