ウィリアムズは、F1ヨーロッパGPの決勝レースでF1最速ピットストップ記録となる“1.92秒”で作業を完了させた。ウィリアムズは、フェリペ・マッサのピットストップで秒の壁を突破して1.92秒を記録し、ピットストップの最速記録を更新。「DHL ファステスト・ピットストップ・アワード」に表彰された。
ウィリアムズはピットクルーの作業グループを立ち上げてピットストップの改善に努めてきた。パフォーマンス・チーフであるロブ・スメドレーは「F1のなかでファンの注目を集めるピットストップという作業をうまく利用するために内部を整理した。ピットストップ作業グループを立ち上げた」とコメント。「クルーは特別なトレーニングを積み、それが彼らへの助けと自信になった」「自信がつけばつくほど作業が安定してくる。いつも大記録を目指しているわけではない。大きすぎる目標を立てると、失敗も大きくなる。いまは一貫して2秒台前半で作業するよう努めている」ウイリアムズはピットストップの問題を改善するためホイールやハブに改善した。「設計に関わるファクトリーのスタッフも良い仕事をしてくれて、すべてがうまくまとまった。ひとつだけ我々が変更しなかったのはクルーだけだ。彼らが優れていて、効率よく仕事をこなしてくれることは知っていた。ただ、正しい道具がなかっただけだ。正しいツールを与えたところ、すぐに結果は出た」関連:【動画】 レッドブル、“わずか2秒間”のF1ピットストップを解説