F1王者マックス・フェルスタッペン 「もう1周あったら展開は違っていた」

マックス・フェルスタッペンは、 The Guardianとのインタビューで、F1アブダビGPのレース終了間際の足の痛みについて語った。「データを見直せば、スロットル入力はあまりスムーズではない。（勝った後に）無線で叫んでいたけど、ラップ全体で僕の足は終わっていた」とマックス・フェルスタッペンは語った。「完全に終わっていた。あと1周あったら、レースを終えることはできなかったと思う。ファイナルラップではストレスレベルが非常に高かったので、身体がそれに反応したのかもしれない。でも、諦めることはできない」マックス・フェルスタッペンは、ファイナルラップでルイス・ハミルトンを抜いてターン5に入り、レースをリードした。F1アブダビGPでのファイナルラップを振り返り、マックス・フェルスタッペンは次のように説明しました。「『彼を抜く必要がある。選択肢はひとつしかない。2位で終わるつもりはない』という感じだった。リスタートで本当にそれにトライした。ラインを通過して足に痙攣を感じ始めるまではすべてがうまくいっていた。それは長時間フルスロットルで走り続けるなかで発生する最も苦痛なことの1つだ」「筋肉がギュッと締め付けられて、テニスボールのようになっているような感じだ。もちろん、アドレナリンが役に立った。歩き回っているときにそれが起こったら動けないからね。不可能だ」「でも、選択肢はなかった。やらなければならなかった。だから、とにかくフルスロットルを続けてたし、足がどんどん痛くなっていた。幸いなことに、ターン5に到着して、オーバーテイクを仕掛けることができた。スロットルを3秒オフにしていた」「その後、2つの非常に長いストレートがあり、ルイスが巻き返してきた2番目のストレートでは、足が振動しているのを感じた。筋肉が痙攣していたのでコントロールできなかった。最終セクターでの僕の足はこんな感じだった（と激しく揺れる仕草をみせた）」マックス・フェルスタッペンがタイトルを獲得した状況は、オフシーズンのヘッドラインを支配し、F1レースディレクターのマイケル・マシはセーフティカー期間の取り扱いについて非常に批判されている。 しかし、マックス・フェルスタッペンは、論争が2021年の成功を覆い隠したとは考えていない。「まったくそんなことはない」とマックス・フェルスタッペンは答えた。「とても良いシーズンだった。本当にタイトルに値すると思う。僕も本当に運が悪かった。人々はいつも最後のレースのことを覚えているけど、シーズン全体を見れば、チャンピオンシップはずっと早く決定されていたはずだ」