新F1ワールドチャンピオンとなったマックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)は、ニコラス・ラティフィ(ウィリアムズ)に「スマホの電源を切る」ようアドバイスした。最終戦F1アブダビGPの残り6周目に物議を醸すセーフティカーのきっかけとなるクラッシュを喫したニコラス・ラティフィ。
結果的にニコラス・ラティフィのクラッシュはマックス・フェルスタッペンの劇的な逆転タイトル獲得を生むことになり、レッドブルF1のチーム代表を務めるクリスチャン・ホーナーは、ラティフィに“一生分のレッドブルを提供”すると冗談交じりに語った。それ以来、ルイス・ハミルトンとメルセデスF1のファンの中には、ソーシャルメディアで“陰謀説”を唱えたり、ニコラス・ラティフィを誹謗中傷する投稿が行われてしている。「それまでレースの状況を知らなかった。うかつにも影響を与えるつもりはなかったのは明らかだったけど、ミスをして自分のレースを台無しにしてしまった」とニコラス・ラティフィはコメント。「結果として影響を与え、ああいう機会を作ってしまったことについては謝るしかない。でも、繰り返しになるけど、僕はただミスをしてしまっただけだ」日曜日の最終決戦の前、レッドブルF1のモータースポーツアドバイザーを務めるヘルムート・マルコは、マックス・フェルスタッペンがマスコミやソーシャルメディアから距離を置いてチャンピオンシップバトルの激しいプレッシャーに対処していると語っていた。24歳のマックス・フェルスタッペンは、ニコラス・ラティフィに同様のアプローチを取るようにアドバイスした。「彼が賢明であれば、スマホの電源を切ってそんなことは無視するだろう」とマックス・フェルスタッペンはDe Telegraafに語った。 「ニコラスが休暇を楽しんで、来年はもっと強くなって戻ってくることを願っている」
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