笹原右京が、今月のヨーロッパF3選手権のスパ24時間のサポートラウンドにT-Sportから参戦することが発表された。T-Sportは、アルジュン・マイニがGP3に参戦したことで、先月のノリスリンクを欠場。来週のザントフォールトのレースも欠場することになっている。昨年フォーミュラ・ルノー ユーロカップでタイトル争いを繰り広げた笹原右京は、2014年11月にT-SportのF3カーをテストしている。
今シーズンは、カートに戻っている笹原右京は、カートへのコミットメントにより、スパと10月イモラにしか参戦できない。そのためT-Sportは、9月のニュルブルクリンクと10月の最終戦ホッケンハイムで別のドライバーと契約するとみられている。T-Sportのチーム代表ラッセル・イーコットは「右京は、2014年にチームとテストをして以来、我々のレーダーにあった」とコメント。「彼は理想的な候補であり、我々はこの選ばれた参戦が、2017年シーズンにむけてチームとの恒久的な走りに繋がることを願っている」T-Sportは、笹原右京のために東名が組み立てたスリーボンドエンジンを再導入する。そのエンジンは、2015年のマスターズF3とマカオGPで力強いペースを示していた。しかし、2016年のヨーロッパF3選手権の開幕戦ポールリカールでは、高度の影響とみられるパワー低下が示され、T-sportは英国NBEのパワートレインに変更していた。
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