トヨタは、F1 トルコGP予選でヤルノ・トゥルーリが8番手、ティモ・グロックは15番手だった。トヨタは、ヤルノ・トゥルーリが5番手、ティモ・グロックが4番手で第1セッションをクリア。しかし、ティモ・グロックの車は第2セッションで問題が生じ、ピットに戻ることを余儀なくされ15番手で予選を終えた。ヤルノ・トゥルーリは、予選第2セッションで5戦連続となる予選第3セッション進出を果たし、8番手グリッドで明日の決勝を迎える。
ヤルノ・トゥルーリ (8位)「再び10位以内に入れて良かったし、4列目スタートというのは予想よりも良いポジションだ。けれど全然満足はしていない。正しいセットアップができず、アンダーステア、オーバーステア双方が出るという問題を抱えてしまった。それは車の運転が難しいことを意味していて、セッションの初期には出せたラップタイムを繰り返し出すことができなかった。たぶん、コース上の風によって何か奇妙なことが起きたのかもしれない。しかしながら、それは他のドライバーも皆同じだからね。我々はチーム同士が接戦しているグループにいるから、レースで結果を出すためには一生懸命努力しなければならない。」 ティモ・グロック (15位)「今週末の車のハンドリングには満足していたし、午後はプッシュしていい走行ができていたので、この予選結果は残念だ。第2セッションでは、ターン9まで良いラップタイムを出していたんだ。ブレーキをかけた時に、突然右フロントホイールに問題が起きた感じがした。そしてその周回を終えられずに、あきらめてピットに車を戻さなければならなかった。良いラップだったし、無理なく10位以内に入ることができるくらい良い走行をしていたから残念だ。この結果は、言い換えれば明日のレースもタフだということだ。」 パスカル・バセロン シャシー部門シニア・ゼネラル・マネージャー 「今まで順調に進み続けていた週末だったのだが、予選は心許ないものになってしまった。特にティモは、セットアップの問題もなく一貫して順調な週末だった。彼は速かったし、予選10位以内のポジションに向かっていた。しかし残念ながら、第2セッションの2回目の走行で、右フロントホイールのドライブペグに関する問題が生じた。彼は、ピットに戻ってくることはできたが、速いラップタイムを出してその周回を終えることはとても出来なかった。そして、我々は何が彼の車に起こったかを調査しなければならない。ヤルノは、第2セッションの2回目の走行が期待していたほどではなく、辛うじて10位以内に入って第3セッションに進出したのではあるが、いつもどおりの素晴らしい仕事をしてくれた。明日のレースに向けては、我々は良いポジションにいると確信している。タイヤ選択が単純に行かないレースはおそらく今シーズンで初めてだろう。明日は色々なタイヤ戦略を目にすることだろう。」 新居章年 技術コーディネーション担当ディレクター 「今回こそ2台揃って最終予選に進出できると思っていただけに ティモの車の不具合は本当に残念。しかしティモは車の仕上がりに満足しており、明日のレースではいい走りを見せてくれると思う。ヤルノは予選ではタイムをなかなか上げられず苦労したが何とか最終予選に進んでくれた。今回もポイントを確実に獲得してくれると期待している。」
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